【クアラルンプール=アジアインフォネット】 国際協力機構(JICA)は、気候変動対策に関するマレーシア天然資源・環境持続可能性省(NRES)との共同技術協力プロジェクトのキックオフ会合を26日にクアラルンプール(KL)で開催すると発表した。
開催されるのは「マレーシア国 強化された透明性枠組み下での国連気候変動枠組条約(UNFCCC)国家報告書作成のための能力強化プロジェクト」の第1回合同調整委員会(JCC)会合で、プロジェクトの今後の活動計画に関して議論する。これに先立ちJICA専門家により、複数のワークショップが2024年12月に開催されており、これらワークショップでは、温室効果ガスインベントリの作成、国が決定する貢献の追跡、フッ素系ガス排出量の計算方法などに関するトピックが取り上げられた。
JICAとNRESの共同プロジェクトは2024年10月に開始されたもので、マレーシアの隔年透明性報告書作成能力の強化、温室効果ガスインベントリの定期的な作成のための国家能力の強化、フッ素系ガス排出量の算定能力の強化を目的としたもの。2027年10月まで継続される。