【クアラルンプール】 B2Bビジネスサービスに特化した新興航空会社、アセンド・エアウェイズ・マレーシアが、ボーイング「B737-800型機」4機と「B737 MAX」型機8機で年内にも運航を開始する計画だ。

アイルランド・ダブリンに本拠を置く航空機、乗務員、整備、保険 (ACMI) 航空会社、アビア・ソリューションズ・グループ(ASG)の子会社である英アセンド・エアウェイズの支援を受け、ACMIに重点を置くという異なるアプローチを採用する。

季節的な航空需要に対応するため、マレーシアと英国の姉妹会社との間で輸送能力を季節ごとに移動させ、季節的なニーズを持つそれぞれの地元の航空会社をサポートする。これにより自社の航空機と乗務員の年間利用率を維持することが可能になる。チケットを乗客に直接販売するのではなく、クライアントである航空会社にACMIソリューションを提供し、ピークシーズンには航空会社に代わってフライトを運用して追加の需要を獲得する。

現在、マレーシア民間航空局(CAAM)に航空運送事業許可(AOC)を申請中で、マレーシア航空委員会(MAVCOM)から不定期航空サービスを提供する航空輸送業者に必要となる航空運送事業サービス許可(ASL)を取得し次第、運航を開始する。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ザ・サン電子版、3月10日)