マレーシア航空、KLIA-パリ直行便を9年ぶりに再開

【クアラルンプール】 マレーシア航空(MAS)は22日、クアラルンプール国際空港(KLIA)と仏パリのシャルル・ドゴール空港(CDG)を結ぶ直行便を再開した。MASにとって68番目の目的地となる。

3月22―27日は週4便、29日からは毎日就航になる。昨年9月から予約受付を再開し、初便の搭乗率は往路のMH22便が95%、復路のMH21便は98%に達し、乗客の期待の高さを示した。パリ便の復活で、パリ経由でアメリカのニューヨーク、ダラス、マイアミ、オーランドの4都市へのアクセスも大幅に高まるという。

MASは経営再建の一環で、2016年1月からパリ便を運休していた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ビジネス・トゥデー、3月23日)

自動車用エンジンオイル、4月7日から認証義務化

【クアラルンプール】 政府は4月7日から、自動車用エンジンオイルの認証取得と表示を義務づける。アルミザン・アリ国内取引物価相が20日、明らかにした。

偽造品の製造・販売防止が狙いで、国内生産品か輸入品かを問わず、すべてのエンジンオイル製品は、主要な試験、検査、認証機関である SIRIM QASインターナショナルの認証取得が義務づけられる。取引表示法を改正するもので、すでに2024年10月11日からオイルメーカーに対して官報で公示している。

2019年1月から今年2月までに、エンジンオイルに関する苦情が240件寄せられた。うち36件が処分され、押収額は115万4,198リンギだったという。
(ベルナマ通信、ポールタン、3月20日)

シヤチハタ、創業100周年記念展をKLの蕎麦店で開催中

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 印章業のシヤチハタ(本社・名古屋市西区)は創業100周年を記念し、クアラルンプール市(KL)の蕎麦店「元年堂」で、シヤチハタのデコレーションアイテムの展示やワークショップを開催している。

記念展は3期に分けテーマごとにとに実施。4月7日までは「ジャーナリング」をテーマに、スタンプや筆記具などを体験できる。4月12日―5月12日は、日本とマレーシアを拠点に、絵本や書籍の装画・挿絵などを手掛けるイラストレーター・岡本かな子氏による、ジャーナリング作品などを展示。5月17日―6月16日は、約20種類のハンコを自由に押して楽しめるコーナーなどが設置される。

シヤチハタは1993年からマレーシア法人を設立し活動しており、シヤチハタが提供する「しるしの価値」や、日本文化を楽しんでもらいたい、と今回の記念展を企画した。プロデュースは、書店でのイベントなどを手がける「ひらく」(本社・東京都千代田区)が担当。会場となった元年堂と、その運営会社で東南アジア進出に向けたマーケティング支援などを行う「シード」(本社・静岡県三島市)が協力している。