MATRADE、今年の輸出額目標は1.7兆リンギ

【クアラルンプール】 マレーシア外国貿易開発公社(MATRADE)は、今年の輸出額について1兆7,000億リンギという目標を掲げている。

同公社が1月に発表した速報値では、昨年の貿易額は過去最高の2兆8,800億リンギを記録。輸出額は1兆5,080億リンギとなり、1兆5,500億リンギに達した2022年以来、2度目の1兆5,000億リンギ超えだった。

目標額の達成に向けて、同公社のリーザル・メリカン長官は24日、「2025年は、米国でどのような決定が下されているのかを見極めながら、新しい戦略を策定する必要がある」と述べた。さらにエジプト、リビア、ボツワナなどアフリカの新興市場を開拓する必要性を強調した。

またリーザル長官は、ハラル(イスラムの戒律に則った)製品見本市「マレーシア国際ハラルショーケース」(MIHAS)を昨年11月に海外初としてドバイで開催し、大きな成果を収めたことから、今年も海外で実施すると付け加えた。11月に予定される中国国際輸入博覧会(CIIE)の一環として開催される見通し。
(エッジ、3月24日、フリー・マレーシア・トゥデー、ベルナマ通信、3月23日)

ゲオ、「セカンドストリート」の大型店をシャアラムに来月開業

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 ゲオホールディングス(本社・愛知県名古屋市)は25日、セランゴール州で総合リユースショップ「セカンドストリート」の「プラザ・シャアラム店」を4月10日に開業すると発表した。

プラザ・シャアラム店は店舗面積222坪の大型店で、営業時間は10時ー22時。

ゲオホールディングスはセカンドストリートの海外出店を積極的に行っており、4月にはシンガポール初進出も予定している。マレーシアは新店が24店舗目で、米国45店、台湾39店に次いで多くなっている。

キャセイパシフィック航空、三井系2モールでマイル提携

【クアラルンプール】 香港のキャセイパシフィック航空は24日、三井不動産との提携により、マレーシアで三井不動産が運営するショッピング施設で、キャセイのアジアマイルが獲得できるようになったと発表した。

対象になるのは、マレーシアの三井アウトレットパーク・クアラルンプール国際空港・セパン(MOP KLIA)と、三井ショッピングパークららぽーとブキッ・ビンタンシティセンター(ららぽーとBBCC)の2施設。キャセイの会員は、両施設での買い物や飲食で5リンギ分を支払うごとに、1アジアマイルを獲得できる。

また、ららぽーとBBCCではキャセイの会員証の提示で、即時割引などの特典を用意。MOP KLIAでも、キャセイ会員はパスポート提示で、追加の割引などを受けられる。

今回の提携を記念し、5リンギの支払いごとに通常の2倍の2マイルが獲得できるキャンペーンを5月31日まで実施する。

キャセイと三井不動産は同様のサービスを、日本をはじめ台湾、中国などでも実施している。
(ザ・サン、キャセイパシフィック航空発表資料、3月24日)

KLの観光情報をまとめたサイトとアプリを開設=DBKL

【クアラルンプール】 クアラルンプール市政府(DBKL)は観光客向けのポータルサイト「VisitKL」を開設した。モバイルアプリ版も用意されている。

VisitKLは観光情報を一元的に掲載。観光施設や公共交通機関、ホテルや飲食店の情報、イベントカレンダーなどが集約されている。日本語などへの言語切り替えもできる。

今年開催の東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議や2026年のマレーシア観光年(ビジット・マレーシア・イヤー)を控え、観光促進に向けた取り組みの一環。25日に行われた開設式典で、マイムナ・シャリフ市長は「クアラルンプールが世界クラスの観光地として成長し続けると確信している」と述べた。また2040年に向け「クアラルンプール観光行動計画」も策定中と付け加えた。

サイトのURLは、https://visitkualalumpur.com/
(ザ・スター、3月26日、フリー・マレーシア・トゥデー、3月25日)