【クアラルンプール】 マレーシア外国貿易開発公社(MATRADE)は、今年の輸出額について1兆7,000億リンギという目標を掲げている。

同公社が1月に発表した速報値では、昨年の貿易額は過去最高の2兆8,800億リンギを記録。輸出額は1兆5,080億リンギとなり、1兆5,500億リンギに達した2022年以来、2度目の1兆5,000億リンギ超えだった。

目標額の達成に向けて、同公社のリーザル・メリカン長官は24日、「2025年は、米国でどのような決定が下されているのかを見極めながら、新しい戦略を策定する必要がある」と述べた。さらにエジプト、リビア、ボツワナなどアフリカの新興市場を開拓する必要性を強調した。

またリーザル長官は、ハラル(イスラムの戒律に則った)製品見本市「マレーシア国際ハラルショーケース」(MIHAS)を昨年11月に海外初としてドバイで開催し、大きな成果を収めたことから、今年も海外で実施すると付け加えた。11月に予定される中国国際輸入博覧会(CIIE)の一環として開催される見通し。
(エッジ、3月24日、フリー・マレーシア・トゥデー、ベルナマ通信、3月23日)