【クアラルンプール】 ホンダ・マレーシアは15日、同社初のバッテリー電気自動車(BEV)、「e:N1」の予約受付を開始すると発表した。同社の公式ウェブサイトから予約できる。今年第2四半期の発売を目指す。正規販売代理店8カ所で詳細情報を提供するという。
価格は明らかにされていないが、隣国タイでの販売価格は119万9,000バーツ(15万7,600リンギ)であることから、ライバルであるプロトン「e.Mas7」やBYD「アット3ウルトラ」(いずれも約12万リンギ)よりやや高めとなるとみられる。
ホンダ・マレーシアは2027年までの向こう3年間で少なくとも3種類のバッテリー電気自動車 (BEV) モデルを発売する予定で、年内に同社初のBEVである「e:N1」を発売すると発表していた。
「e:N1」は、新たな前輪駆動プラットフォーム「e:NアーキテクチャーF」をベースに開発され、最高出力204PS(150kW)、最大トルク310Nmを発揮するフロントシングルモーターを搭載。0-100km/h加速は7.7秒、最高速度は160km/hに達する。容量68.8kWhのニッケルマンガンコバルト(NMC)バッテリーを搭載し、最大500kmの航続距離を実現する。
(ポールタン、モタオート、4月15日)