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アンワル首相率いるPKR支部選挙で大物が次々と落選

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 4月11日から20日にかけて行われた与党連合・希望同盟(PH)の中核を担う人民正義党(PKR)の党支部長選挙で閣僚・副大臣、下院議員を含む大物幹部が次々と落選する事態となっている。アンワル・イブラヒム党首(首相)は内閣改造を行う考えのないことを表明しているが、草の根党員の間で党上層部に対する不満が高まっているようだ。

PKR支部幹部選で敗れた大臣・副大臣は、ニック・ナズミ・ニック・アハマド天然資源・環境持続可能性相(セティア・ワングサ支部)、アクマル・ナスルラー・モハメド・ナシル副エネルギー移行・水利転換相(ジョホールバル支部)、アダム・アドリ・アブドル・ハリム副青年スポーツ相(ハン・トゥア・ジャヤ支部)。党中央幹部では、K・サラスワティ党首補(ブキ・ビンタン支部)チュア・ウェイキアット党副広報部長(セラヤン支部)が敗れた。

下院議員では、ザヒル・ハッサン氏(ワングサ・マジュ支部)、P・プラバカラン氏(バトゥ支部)、バクティアル・ワン・チク氏(バリク・プラウ支部)、ジミー・プア氏(テブラウ支部)、R.ユネスワラン氏(同)、S.ケサバン氏(スンガイ・シプ支部)、ロジア・イスマイル氏(アンパン支部)らが落選した。

PKRは党役員選挙を5月に開催する予定。マレーシア北部大学(UUM)のルスディ・オマル氏は、今回の相次ぐ党幹部の敗北は党員の間で変革を求める声が高まっていることを反映していると指摘。次期総選挙に向けて党内若返りの機会でもあると述べている。

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