【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は16日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から3人増えて8,737人になったと発表した。

   新規感染者のうち1人は海外で感染した帰国者。2人は国内で感染した外国人で、1人がクアラルンプール(KL)ブキ・ジャリルの移民収容施設で、もう1人はサラワク州で見つかった。また新たに12人が退院し回復者数は8,538人に増加した。死者数は6日連続でゼロだった。

  15日12時時点の保健省の発表によると、過去2週間(7月2ー15日)における国内感染者数は36人となった。州別ではセランゴール州が13人で最も多く、これにKLとサバ、サラワク州がそれぞれ7人、ネグリ・センビランとマラッカ州が各1人と続いた。セランゴール州は、セパンだけで感染者数が11人に上った。

■サラワク州ミリで13人の新型コロナ感染疑い=市長■

  サラワク州ミリのアダム・イー市長によると、市内で13人の検査中の患者(PUI)が確認された。PUIらは高熱、息切れ、疲労感など新型コロナに似た症状を訴えており、ミリ病院に隔離されている。

  イー市長は関係当局に迅速な対応を求めており、飲食店に対してはフェイスマスク着用の義務付けと衛生対策を徹底するよう呼び掛けた。

  ミリのこれまでの累計感染者数は24人。うち2人が亡くなった。