【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ホンダ・マレーシアは2023年の販売目標を発表。新型モデル3車種およびフェイスリフト版1車種を投入し、販売台数8万台、市場シェア12.3%を目指すとしている。
第3四半期にはホンダ初の小型スポーツ多目的車(SUV)を投入する。日本の大衆車メーカーとしては初めての小型SUVセグメント参入となる見込み。また、ハイブリッドシステム「e:HEV」技術の強化やアフターサービスへの2S(サービス・スペア部品)ピットストップ導入、コネクテッド技術「Honda CONNECT(ホンダ・コネクト)」の搭載車増加、スマホアプリの改修などにも取り組んでいく。
サーリー・アドル・サルクム最高執行責任者(COO)は、2023年はホンダが創立75周年を迎える大きな節目の年だとし、新モデルの発売やマーケティング活動を通じて、販売拡大に努めると言明。電動化は、自動車産業にとって世界的なトレンドでありモビリティの未来を形作るものであるため、ホンダは電気自動車(EV)の開発にも積極的に取り組んでいるが、現時点ではハイブリッド技術の導入が正しいアプローチだと考えており、最も実用的で適切な技術によりマレーシアの人々のニーズを満たしていくと述べた。
ホンダ・マレーシアの2022年の販売台数は前年比51%増の8万290台で、推定市場シェアは11.1%。2014年から9年連続で非国民車部門での1位を維持した。