【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 JFEエンジニアリング(本社・東京都千代田区)のマレーシア現地法人JFEエンジニアリング (M) (JFEM)は29日、東洋インキグループ(本社・東京都中央区)のマレーシア現地法人トーヨーケム・スペシャリティケミカル(TSC)との間で、25日付で電力売買契約(PPA)を締結したと発表した。

JFEMは、ネグリ・センビラン州セレンバンにあるTSCの工場屋上に発電容量1,097キロワットピーク(kWp)の太陽光発電システムを設置し、発電した電力を15年間にわたりTSCに供給する。TSCは年間二酸化炭素(CO2)排出量を1,081トン削減すると同時に、電気料金の節約も可能となるという。

JFEMにとり2件目の太陽光発電PPA案件となり、容量は1件目の2倍となった。
同社は現在、TSCの生産工場拡張のEPC(設計・調達・建設)も請け負っている。TSCは、JFEMのEPC実績と競争力のあるPPA提案により、JFEMを信頼できるパートナーと評価し、今回のPPAを締結したという。JFEMは今後も幅広い技術力を活かし、プラント建設やCO2削減など、顧客企業の様々なニーズに応えていく方針だ。