【クアラルンプール】 ボルボ・トラック・マレーシアは、バッテリー電気トラック(プライムムーバ)、「FH」、「FM」、「FMX」の3種の発売を開始した。
ボルボのバッテリー電気トラックの発売は、東南アジアではこれが初めて。すでに物流大手のスウィフト・ホーレージに納車されることが決まっている。
今回発表されたモデルは、最高出力666馬力(PS)、最大トルク2,400Nmを発揮する2ー3基のモーターで構成される電動パワートレインとバッテリー2ー6基が搭載され、電力容量は180ー540キロワット時(kWh)。バッテリーのフル充電までの充電時間は、43キロワット(kw)の交流(AC)充電で10時間、欧州規格の240kwのCCS2充電で1時間55分となる。44トンの貨物を積載した場合の航続距離は最長300キロメートル。「FH」モデルのディーゼル車との比較では、電動車の方が使用エネルギーを50%削減できるという。
価格は、牽引する車両やカスタマイズにより変わるが、バッテリー6基を搭載した「FM」の場合は200万リンギ程度になるという。
(ポールタン、7月11日)