【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 SBIホールディングス(本社・東京都港区)は7日、マレーシア投資事業子会社であるSBIベンチャーズ・マレーシア(本社・クアラルンプール)が、アジア地域において投資事業を行うOSKベンチャーズ・インターナショナル(本社・クアラルンプール、OSKVI)と共同でベンチャーキャピタル投資を行う2号ファンド「OSK-SBIダイナミック・グロウスファンド2」を設立したと発表した。
SBIグループとOSKVIは、2018年にベンチャーキャピタル投資を行う1号ファンド「OSK-SBIダイナミック・グロウスファンド」を共同で設立、運用している。ヘルスケア・保険・物流など多岐にわたる分野で持続可能かつ急成長を遂げている、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国の有望なスタートアップへの投資実績を持つ1号ファンドが着実に成果を上げている。
2号ファンドは主に金融サービス、ヘルスケア、教育分野や環境・社会・企業統治(ESG)など大きな需要が見込まれる分野を中心としたASEAN諸国のアーリーからミドルステージにおける未公開企業を投資対象とする。設立当初の出資約束金総額は2,000万米ドル、SBIグループならびにOSKVIがそれぞれ50%ずつ出資する予定。また同ファンドは投資活動と並行し、1号ファンド累計投資額の2倍以上に運用規模を拡大すべく外部投資家からの出資も募っている。
SBIグループは、これまで海外有力パートナーとの投資ファンドの共同運営を通じて、経済成長力の高い国々を中心に海外展開を進めてきた。その一つであるOSKVIとの間で同ファンドを通じてより強固な関係を構築し、引き続きアジア地域を中心にグローバルな投資事業の拡大を図っていく方針だ。