【ペタリンジャヤ】 社会経済調査センター(SERC)は、第2四半期の国内総生産(GDP)成長率は底を打ち、2桁のマイナスになるとの予想を示した。
リー・ヘングイエ専務理事は、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大を阻止するために国内外で行動制限令が実施されたことで、マレーシアでは今年第1四半期のGDP成長率は0.7%成長に減速したと言明。今年通年はマイナス3%となると予想しているが、第2四半期の成長に最も影響を及ぼしマイナス10%以上となることが見込まれるとして、今年通年の成長率については第2四半期の成長率に応じて修正する可能性があることを示唆した。
またリー氏は、マレーシアは開放経済であり、シンガポールや米国などでも経済の減速の兆しが出ており、外部の影響から免れることはできなかったと言明。ワクチンが開発され、早期に世界経済が回復すれば、マレーシアの経済成長の回復も確実なものとなるとの見解を示した
(エッジ、8月6日)