【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC、本部・東京都港区)は6日、経済産業省および国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)との3者間で、2国間における二酸化炭素(CO2)越境輸送・貯留に関する協力覚書(MOC)を締結したと発表した。

9月27日に広島市にて開催された、「第3回アジアCCUSネットワークフォーラム」において、MOCの締結式が行われた。JOGMECは、今年3月にも、ペトロナスとの間でカーボンニュートラル推進に関するMOCを締結しているが、マレーシアは、CO2の地中貯留適地が豊富であることから、2国間におけるCO2越境輸送・貯留に関する検討を推進すべく、これに特化したMOCを締結した。

JOGMECは引き続き、経済産業省が推進する、アジア諸国のエネルギー移行支援策「アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ(AETI)」などを踏まえ、日本のエネルギーセキュリティの向上と、マレーシアをはじめとするアジア地域における持続的な経済発展およびカーボンニュートラルの実現に貢献していく方針だ。