【クアラルンプール】 石油・ガス(O&G)エンジニアリングのIFPエンジニアリング・コンサルタンシー(IFP)は、3次元(3D)CADツール「プラントストリーム」を提供するプラントストリーム社(本社・東京都品川区)との間で、提携契約を締結した。

「プラントストリーム」とIFPの統合エンジニアリング・サービスを組み合わせ、効率的な3Dモデリングおよび設計サービスを世界市場に提供することを目指す。「プラントストリーム」は、初期段階の設計プロセスを高速化・高度化できるのが特徴で、設計期間を60%以上短縮でき、配管設計において高品質な自動配管ルーティングが可能となる。

IFPの会長であり、マレーシア石油ガス工学評議会(MOGEC)の会長でもあるアブドル・ラシッド氏は、今回の提携により、IFPは、日本国外でプラントストリームを活用したサービスを提供する最初の企業となるとし、デジタル技術と機械学習を活用することで、業界が直面している課題を克服できると信じていると述べた。

プラントストリームの愛徳誓太郎 代表取締役最高経営責任者(CEO)は、IFPと協業することで、東南アジアおよび世界のより多くの顧客に迅速かつ効率的な3Dモデリングサービスを提供できるようになるとし、革新的なエンジニアリングおよび高い効率性を促進していくと述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、10月18日)