【ミリ】 ハスビ・ハビボラ副運輸相は10月31日、ボルネオ横断鉄道について、来年実現可能性調査を開始する予定だと明らかにした。連邦政府が調査費用を負担する。
ボルネオ横断鉄道の建設は、サラワク州のアバン・ジョハリ首相が今年5月、連邦政府に提案したもので、サバ・サラワク両州とボルネオ島のインドネシア領地域を結ぶもの。実現すれば、ボルネオ島での初の鉄道路線かつ東南アジアで最長の路線となる。インドネシアの新首都ヌサンタラや主要港を結ぶため、大きな経済効果も見込まれるという。
ハスビ氏は、首相府経済企画局(EPU)に実現可能性調査の予算請求を行っており、現在、首相府からの承認待ちの状態だと説明。承認を得られ次第、サバ・サラワク両州の州政府と協議の上、調査を進めると述べた。また、海外の鉄道専門家から調査に関する提案もすでに受けており、本プロジェクトは海外からの関心も集めているとした。
(ザ・バイブス、10月31日)