【クアラルンプール】 中・長距離格安航空会社のエアアジアXは21日、早急な財務改善が求められる注意市場銘柄「PN17」の指定について、ブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)がエアアジアXによる解除要請を受け入れて、22日午前9時付けで解除すると発表した。
エアアジアXによると、ブルサはエアアジアXグループが2023年度第3四半期(7ー9月期)の純利益を計上することを条件に、同グループの「PN17」指定解除の訴えを許可し、正常化計画の実施免除を決めた。
エアアジアXの7ー9月期の売り上げは、海外旅行の回復を背景に前年同期の約6倍に当たる6億4,836万リンギとなり、純利益は556万リンギだった。
エアアジアXは2021年11月、監査法人、アーンスト・アンド・ヤング(E&Y)が財務監査において意見不表明を決めたことから「PN17」指定を受け、債務再編と資金調達を進めていた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、11月22日、エッジ、11月21日)