【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 国民車メーカー、プロトン・ホールディングスは28日、新型Cセグメント・セダン「S70」を発表した。プロトンが新たなセダン車を発売するのは2016年8月に「ペルソナ」を発売して以来、7年ぶりとなる。
排気量1.5リットル・3気筒ターボエンジンを搭載。最大出力150PS/5,500rpm、最大トルク226Nm/4,000rpmを発揮する。プロトンに49%出資する吉利汽車の車両をベースに開発したもので、2021年8月に中国で発売された4代目「エムグランド」がベース車となっているが、エンジンはターボ付きに変更されている。価格的にはホンダ「シティ」、トヨタ「ヴィオス」のライバルとなるが、両車がBセグメントとしているのに対して「S70」はサイズがやや大きいためCセグメントと称している。
バリエーションは4種で、価格はエグゼクティブが7万3,800リンギ、プレミアムが7万9,800リンギ、フラッグシップが8万9,800リンギ、フラッグシップXが9万4,800リンギとなっている。走行距離無制限の5年間の保証が付く。ボディカラーは標準で▽スノーホワイト▽アーマーシルバー▽スペースグレイ▽パッションレッドーーの4色を用意した。
予約は11月1日から開始し、予約台数はこれまでに1,200台に達している。プロトンでは初年度について月間3,000台以上の販売を目標としている。