【クアラルンプール】 マレーシア民間航空局(CAAM)は、経営危機となっている新興格安航空会社のMYエアラインに対する航空運航者証明書(AOC)の停止処分を、今年4月14日まで3カ月延長すると発表した。

MYエアラインは昨年10月12日に突如、「深刻な財務問題」を理由に運航を停止し、すでにチケット購入済みの12万5,000人が影響を受けた。これを受けてCAAMは同16日、MYエアラインに対するAOCを90日間停止した。
国営「ベルナマ通信」は先ごろ情報筋の話として、MYエアラインが中東の投資家との間で株式売却契約を締結したと報じた。ただ投資家の身元は明らかにされていない。

業務再開を目指すMYエアラインは、昨年11月14日に期限切れになったマレーシア航空委員会(MAVCOM)からの条件付き航空運送事業サービス許可(ASL)についても再取得を目指しているが、定期航空便を運航するには、ASLとAOCの両方が必要となる。

CAAMの広報担当者によると、かつて10機あったMYエアラインの登録済みの機材は現在は1機だけとなっている。
(エッジ、1月24日)