【クアラルンプール=アジアインフォネット】 阪急阪神エクスプレス(本社・大阪市北区)は25日、マレーシア法人である阪急阪神エクスプレス(マレーシア)が、既存のシャアラム倉庫を4月1日より増床したと発表した。

シャアラム倉庫は2018年10月より特定顧客の貨物取扱に伴い営業開始し、その後新たな顧客の貨物取扱のため計1,858平方メートルに増床。近年メディカル関連を中心にさらなる倉庫需要が見込まれることから、隣接区画のスペースを借り増しし、3倍強の計6,038平方メートルに再増床した。同倉庫のある工業団地はポートクラン港から30キロメートル(km)、クアラルンプール国際空港から45kmの好立地に位置している。

同倉庫には定温ルームを完備しており、マレーシア法人で取得しているGDPMD(医療機器物流の品質基準認証)のもと、メディカル関連顧客のニーズにも幅広く対応している。また、空港および港からのアクセスが良く、多数の製造企業が進出している国内有数の工業団地に立地していることから、保税倉庫需要も見込んでおり、年内の保税倉庫ライセンスの取得を目指す。

阪急阪神エクスプレスは、今後も国内外における倉庫の施設や機能を拡充し、さらなるロジスティクス事業の拡大を目指す方針だ。