【クアラルンプール】 格安ホテル予約サービスの印OYO(オヨ)は、年内にマレーシアで100軒の自社運営ホテルを開設する計画を明らかにした。初の自社運営ホテルとして、3月5日にセランゴール州コタ・ダマンサラにGSホテルをオープンしている。
国内不動産開発業者と提携し、クアラルンプール、ペナン、コタキナバルなどの主要都市でホテルを新規開拓する。レベニューシェア(利益分配)方式による長期運営契約の締結を目指しており、不動産業者が物件管理に関して、毎月または毎年の確実な賃料を得られるようにし、トレーニングなどの継続的サポートも提供する。これらのホテルは、アプリやウェブサイトで「オヨ運営ホテル」と表示され、自社運営ホテルであることをアピールする。オヨはホテルの維持管理状況や顧客評価を元に不動産業者を評価し、報酬を与えるとしている。
オヨ・マレーシア責任者であるアクシェイ・ラソッド氏は声明で、マレーシアはオヨにとり重要な市場であり、革新的なプログラムによってパートナーの収益の増加と市場競争力の維持を支援すると言明。不動産業者が、自主性を高め、物件を効果的に管理できるエコシステムを構築すると述べた。オヨのプラットフォームを活用し、ホテル運営を最適化するツールやサポートを提供していくとしている。
(ザ・サン、4月25日、エッジ、4月24日)