【クアラルンプール=アジアインフォネット】 コクヨ(本社・大阪府大阪市)は25日、東南アジア初となるコクヨ文具の直営店「キャンパス スタイル ザ・スターリング店」をセランゴール州ペタリンジャヤにあるショッピングモール「スターリング・モール」にオープンした。コクヨ直営店としては東南アジア初となる。
売場面積は91平方メートルで、営業時間は午前10時から午後10時。初日は女性を中心に200組を超える顧客が来訪し、イラストが描かれたノートなどを買い求めたという。
コクヨは、1997年のマレーシア現地法人立ち上げ以来、主にオフィス空間構築事業、家具の製造・販売を行ってきた。その後、2022年の調査や2023年に2回開催したポップアップストアを経て、新店舗の開設によりステーショナリー事業を本格的にスタートさせた。
SNSなどを通じた自己表現ニーズの高まりにより付加価値文具市場が拡大するなか、コクヨのステーショナリー事業は、顧客接点の強化によって市場を捉え、日本国内のみならず、グローバルへの領域拡張を進めている。特に、近年はアジア圏の経済成長の影響を受け学生の勉強熱が高まっていることを受け、2022年と2024年に上海に直営店をオープンした。