【クアラルンプール】 マレーシア外国貿易開発公社(MATRADE)と米アマゾンは、国内の中小企業(SME)の輸出能力強化に向け、覚書を締結した。アマゾンが提供する海外販売(越境EC)サービス「アマゾン・グローバルセリング」によりSMEの輸出活動を支援する。
アマゾンはトレーニングの提供や成功事例の紹介を行い、MATRADEは地元企業のトレーニング参加を促進する。
アマゾン・グローバルセリングのアナンド・パリット東南アジア責任者は、海外販売に関心を示すマレーシア企業が増えており、1-4月期にはアマゾン・グローバルセリングでの販売者数が前年同期の約2倍に増加したと述べた。
MATRADEは、動画配信の「ティックトック」のオンライン販売サイト「ティックトックショップ」とも提携し、期間限定キャンペーンを実施する。毎年実施される「ASEAN(東南アジア諸国連合)オンライン・セールデー」の場を活用し、マレーシア企業30社が1,500万リンギの売上を達成するよう支援するとしている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、エッジ、ビジネス・トゥデー、6月14日)