【クアラルンプール】 不動産開発のトロピカナ・コーポレーションは26日、ジョホール州ゲラン・パタにある68.457エーカーの土地を3億8,313万リンギで売却する旨の売買契約(SPA)をNTTグローバル・データ・センターズ・ホールディング・アジアとの間で締結したと発表した。
トロピカナがブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、SPAはトロピカナ・コーポレーションの完全子会社トロピカナ・ファーストワイド(TFSB)とNTTデータ・グループの間接子会社7社の間で締結された。
当該土地は約1億4,319万リンギでトロピカナが購入していたもので、売却益はトロピカナ・グループの運転資金や不動産開発資金、借入金返済に充てる。売却はイスカンダル・プテリ市議会の承認と2025年5月31日までの土木工事の完了を条件としており、取引は2026年第1四半期までに完了する予定。
トロピカナによる大規模な土地売却は過去9カ月間でこれが4件目。先の3件は全てIOIプロパティーズ・グループへの売却によるもので、売却額は合計11億1,500万リンギに上る。
(ザ・スター電子版、エッジ、マレーシアン・リザーブ、8月26日)