【クアラルンプール】 西海岸高速道路(WCE)のセクション1・バンティン料金所から南クランバレー高速道路(SKVE)間(全長約12.5キロメートル)が8月31日深夜零時に開通した。アレクサンダー・ナンタ・リンギ公共事業相が8月30日の開通式に立ち会った。
独立記念日と開通記念ということで9月29日まで1カ月間、区間通行料金は無料となる。WCEの建設は4つのセクションを残すだけとなっており、セクション1に続くセクション2は12月にも完成する見通し。全線開通すれば1日あたり約1万台の車両が通行すると見込まれている。
ナンタ氏は「新区画の開通は、セランゴール州南部、特にクアラ・ランガット地域の経済発展と進歩のきっかけとなる」と言明。バンティン周辺の住民がプトラジャヤ、バンギ、カジャンなど首都圏クランバレー南部の主要都市に行くための利便性が向上し、さらに物流ネットワーク、特にクラン港やクアラルンプール国際空港(KLIA)などの主要港からの輸送力向上に貢献すると述べた。
(ザ・サン電子版、ポールタン、エッジ、ベルナマ通信、8月30日)