【クアラルンプール】 ジョホール州議会マコタ選挙区の補欠選挙の投開票が9月28日に行われ、与党連合・希望同盟(PH)と協力関係にある国民戦線(BN)が擁立したサイド・フセイン・サイド・アブドラ氏(統一マレー国民組織=UMNO)が79.21%の得票率で地滑り的勝利をおさめた。

同補選は8月2日にシャリファ・アジザ・サイード・ザイン議員(享年63、UMNO)が病気で死亡したことを受けたもの。野党連合・国民同盟(PN)が擁立したモハメド・ハイザン・ジャアファル氏(統一プリブミ党=PPBM)との与野党一騎打ちとなったが、ハイザン氏は20.79%の得票にとどまった。

2022年3月12日に行われたジョホール州議会選挙では、マコタ選挙区はPH、PN、BN――の3政党連合が擁立した候補による三つ巴の争いとなったが、BNに所属する故シャリファ氏が得票率45.86%で当選していた。BNは、2022年11月の総選挙後にPHを率いるアンワル・イブラヒム政権の樹立に協力し、現在は与党連合と共闘関係にある。
(フリー・マレーシア・トゥデー、マレー・メイル、9月28日)