【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は11日、一部の州を除き全国的に発令されている条件付き行動制限令(CMCO)について感染者数が減少に転じれば12月6日までとしていた期間を短縮する可能性があると言明した。

サブリ上級相は、CMCO範囲をほぼ全国的に拡大したことについて、さらに感染拡大が広がらないようするための予防的措置だと言明。例としてイエローやグリーンゾーンだったネグリ・センビラン州がセランゴール州が近いために急激に感染者が増加したことを挙げた。その上でサブリ上級相は、保健省が1、2週間の単位で勧告を行なう予定であり、レッドゾーンがイエローやグリーンに変わればCMCO期間を短縮する可能性があると述べた。

■セパンの「メダン88」をEMCO指定■

一方でサブリ上級相は、セランゴール州セパンの「メダン88」を12日付けで強化行動制限令(EMCO)を適用すると発表した。期間は25日までで、周辺の店舗88カ所、建物284カ所、住民800人が影響を受ける。