【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は3日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,075人増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万802人で、累計感染者数は6万9,095人となった。
州・地域別の感染者数は セランゴール州が最も多く459人となった。それに▽サバ州(310人)▽ジョホール州(78人)▽ネグリ・センビラン州(52人)▽クアラルンプール(KL、49人)▽ペナン島(43人)▽ケダ州(32人)▽ペラ州(26人)▽クランタン州(9人)▽ラブアン(9人)▽パハン州(4人)▽マラッカ州(2人)▽サラワク州(1人)▽トレンガヌ州(1人)ーーが続いた。プトラジャヤ、ペルリス州はゼロだった。948人が退院し、累計治癒者は5万7,919人となった。死者数は11人増えて累計376人となった。
英国政府が、製薬大手の米ファイザーが開発した新型コロナのワクチンの安全性や有効性が確認できたとして、緊急時の使用を承認したことについて、保健省のノール・ヒシャム事務次官は2日、マレーシア政府としては、すぐに承認することはないと表明。治験の最終段階に当たる第3相試験のデータが少なすぎるとして、国民の安全を確保するために、英国の国民に起きた副作用や有効性を今後も監視するとした。新たに5つのクラスターを半島部で確認したと明らかにした。
KLとセランゴール州で発生した「デサ・ピナン」クラスターでは25人、セランゴール州の「インピアン」クラスターでは220人、ジョホール州の「バロイ」クラスターでは30人、KLの「ジェルナイ」、「セリ・ワングサ」クラスターではそれぞれ13人、8人に陽性反応が出た。