【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は11日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,232人増加したと発表した。アクティブ感染者数は2万8,554人で、累計感染者数は13万8,224人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く557人だった。それに▽ジョホール州(396人)▽サバ州(374人)▽クアラルンプール(KL、204人)▽サラワク州(153人)▽ペナン島(112人)▽ネグリ・センビラン州(102人)▽クランタン州(95人)▽ペラ州(51人)▽パハン州(46人)▽トレンガヌ州(41人)▽ケダ州(40人)▽マラッカ州(37人)▽プトラジャヤ(13人)▽ラブアン(8人)▽ペルリス州(3人)ーーが続いた。新たに1,006人が退院し、累計治癒者は10万9,115人となった。死者数は4人増えて、累計で555人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は10日、感染者数の増加が続いていることについて、「最悪の時期はまだ来ていない」との懸念を表明。昨年1ー9月の死者は100人未満だったが、今年は9日間で71人が亡くなったと述べた。一方でクラスターについては、新たに5つ確認したと明らかにした。
セランゴール州の建設現場「サイバー」クラスターでは67人、工場「テクスミル」では19人の陽性を確認した。クランタンの「アロー・ドリアン」では17人、クランタン州の「ワカフ・ラナス」クラスターでは11人、サバ州の「ジャラン・シブガ」では9人に陽性反応が出た。現在感染者を出しているクラスターは254となった。