【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は27日、クランタン州に出ている行動制限令(MCO)、クアラルンプール(KL)やセランゴール州、ジョホール州、ペナン州、サラワク州に出ている条件付き行動制限令(CMCO)を5月17日まで延長すると発表した。

またサバ州に出ていた復興のための行動制限令(RMCO)については、CMCOに変更となった。

イスマイル大臣は、州を跨いだ移動にも触れ、ハリラヤ(断食月明け大祭)期間中も認めないと言明した。

■インド路線の航空運航を一時禁止に、コロナ感染拡大で■

イスマイル大臣は、新型コロナウイルス「Covid-19」の変異株の侵入を防止するため、感染者が爆発的に増えているインドと結ぶ国際線運航を28日付けで一時的に禁止すると発表した。

インドからの渡航者すべての入国を禁じる。他国経由の入国も認めない。また第三国に向かうためのマレーシアにおける乗り継ぎも認めないマレーシアにおける労働許可を持っているインド人の入国も不可。マレーシア国民及び配偶者、子供は例外的に14日間の隔離を条件に入国できる。

船舶に関しても、過去14日以内にインド渡航歴のある船舶は、14日間の隔離を経れば入国できる船員を除き、交代のための雇い止め(サインオフ)手続きは認めない。