【クアラルンプール】 アヌアル・ムサ連邦直轄地相は、クアラルンプール(KL)とプトラジャヤでは8月までに人口の89%にワクチンを接種し、集団免疫を獲得することが可能だと述べた 。

6月21日時点で、KLとプトラジャヤのワクチン接種登録率は100%に到達。KLでは、登録者の56.16%が1回目の接種済で、10.82%が2回目の接種まで完了。プトラジャヤでは、50.34%が1回目の接種済、30.81%が2回目の接種まで完了している。

同氏によると、7月にKL、プトラジャヤ、ラブアンで6,000人以上のフード配達員および7,000人以上の商業従事者にワクチンを接種する。配達員は一般的に20代の若者が多いが、感染状況を問わず、さまざまな地域に足を踏み入れる必要があるため、顧客の安全性も考慮した上で優先する。

さらに同氏は、連邦直轄地内のホテル、工場、住宅など、すべての建物の所有者を対象に、固定資産税の5—10%の払い戻しを行なうと発表した。払い戻し率の詳細については後日別途発表する。固定資産税については現状、12月まで納税が猶予されており、分割払いも認められているが、追加での措置となる。

(ベルナマ通信、6月24日)