【ムアル】 マレーシア華人と結婚してマレーシア在住10年になる中国籍の女性が、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種予約をとっていたにも関わらず、当日になって接種センターで接種を拒否される事件がジョホール州ムアルであった。

張莎莎さん(32)は4月30日に情報・追跡アプリ「MySejahtera」を通じてワクチン接種登録を行ない、1回目の接種の場所及び時間の通知が届いた。

接種場所はムアルの公会堂に仮設された接種センターだったが、指定日時の8月1日に行ってみると外国籍なので接種できないと告げられた。

いったんは引き下がった張さんだが、納得がいかず結婚証明書を持って再び接種センターに出向いて接種を希望したが、1日から開始された新たな規則で外国人は接種できないことになったと言われ、システム上にも記録がないと言われ門前払いされてしまったという

張さんから陳情を受けた地元選出の民主行動党(DAP)のン・ヤックホー州議会議員によると、マレーシア人と結婚したあるベトナム籍女性からも同様に接種を拒否されたとの訴えを受けており、接種センターに尋ねたところ結婚証明書があれば接種できると言われた。張さんの件については拒否の理由について回答はなかったという。

(東方日報、8月1日)