【クアラルンプール】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は、5日報告された新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者2万396人のうち、3分の2以上(66.3%)がワクチン未接種あるいは接種が未完了(2回接種ワクチンの1回のみ接種など)者だったと発表した。
5日に確認された陽性者のワクチン接種完了者は6,877人(33.7%)だった。そのうち6,795人は、カテゴリー1(無症状)あるいはカテゴリー2(軽度の症状)。重症に相当するカテゴリー3ー5の感染者は全体で322人だったが、そのうちワクチン未接種あるいは接種が不完全な状態だったのが240人(74.5%)、ワクチン接種完了者は82人(25.5%)だった。同氏によると、これは、ワクチン接種完了者が感染しにくく、また未接種者より重症になる可能性も低いことを示しているという。
カイリー・ジャマルディン保健相によると、2日時点で全国で2,000万人以上(全人口の61%)が少なくとも1回のワクチン接種を受け、1,500万人以上(全人口の47%)がワクチン接種を完了したと発表。「マレーシアのワクチン接種率は米国を超えた」と取り組みの成果を強調した。
(フリー・マレーシア・トゥデー、9月5日)