【クアラルンプール】 マレーシア政府は9月30日、健康上の理由に基づく例外を除き、すべての国家公務員に対し新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種を義務付けると発表した。
ワクチン接種の義務化について公共サービス局は、国民の信頼を高め、政府のサービスを円滑に提供できるようにするためと説明。約160万人いる国家公務員のほぼ98%が接種を終えているが、いまだ全体の1.6%に当たる1万6,902人がワクチン接種登録を行っていないとした。
ワクチン接種を受けていない国家公務員は11月1日までの猶予が与えられており、期間内に接種を終えない場合は懲戒処分を科すとしている。なお健康上の理由で受けられない場合は医務官から証明書を貰って提出する必要がある。
マレーシアではすでに総人口の61%がワクチン接種を完了しているとされ、政府は年末までに集団免疫の目安とされる80%のワクチン接種率達成を目標に掲げている。
(ロイター、9月30日)