【プトラジャヤ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は、ワクチン接種が進んで新型コロナウイルス「Covid-19」パンデミックがエンデミック(風土病)の段階に近づいているものの、公的場所におけるフェイスマスク着用の義務を撤廃する可能性は低いと述べた。
イスマイル首相は、新型コロナ感染症がデング熱や他の病気のように居座り続けると考えられることから、「今後、マスク着用が標準となり文化になると思う」と言明。日本、韓国、中国と同じように、マスク着用を規範化させるだろうと述べた。
その上でマレーシアでは一般的に法律がよく遵守されていることから、マスク着用を文化とすることは難しいとは思わないと言明。実際、マスクを着用していない人をみかけるとそれを積極的に指摘するなど、国民の法の遵守意識や公衆衛生への意識は高いと述べた。
昨年8月1日以降、マレーシア政府は公の場でマスクを着用を義務付けており、感染症予防および管理法に基づき、違反者には最高1,000リンギの罰金が科されることになっている。
(ザ・スター、10月3日)