【クアラルンプール】 通産省(MITI)は13日、マレーシアが日本をモデルに経済成長を目指し開始したルックイースト政策(東方政策)が、今年40周年を迎えるのを記念し、公式ロゴデザイン公募の結果を発表した。
ロゴデザイン公募は、MITI主催で2021年10月26日から11月20日まで実施、マレーシア・日本両国から171点の応募があった。MITI、外務省、公共サービス局(PSD)、在マレーシア日本国大使館から構成される審査委員会による審査の結果、クアラルンプール在住のク ・コンヘン氏のデザインの採用が決定した。
MITIは、公募の目的について、東方政策およびその貢献に対する認識を高めることだと説明。採用されたロゴは、マレーシアと日本の経済的・社会的な強いつながりを線の結合によりエレガントに表現しており、色も両国のナショナルカラーを使用していると評価した。
東方政策の下で、マレーシアと日本の貿易総額は40年間で290%以上増加。2020年には1,241億4,000万リンギ(296億米ドル)で、日本はマレーシアにとり第4位の貿易相手国となった。2021年1ー11月の両国間の貿易総額は、前年比20.8%増の1,350億1,000万リンギ。
2021年6月時点で、日本企業は2,768件の製造業プロジェクトを実施し、総額915億リンギの投資を行った。
人材の分野では両国の協力により、過去40年間でマレーシアの学生6,715人が奨学金を受け、政府関係者1万347人がマネジメントや技術トレーニングを受けた。
日馬両政府は、東方政策40周年記念事業を募集している。一定の条件を満たした行事やプロジェクトは、「東方政策40周年記念事業」として認定され、「東方政策40周年」の名称および公式ロゴマークを使用することができる。
(ベルナマ通信、1月13日)