【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 化学品メーカーのJCU(本社・東京都台東区)は11日、マレーシアに子会社を設立すると発表した。
同社グループは、主力製品として、電子分野向け表面処理薬品を販売している。近年、マレーシアでは、半導体関連など電子部品の分野での大型投資が増えており、同社グループにとって重要度が高まっている。このような状況を鑑みて、マレーシアに海外子会社を設立することを決定した。
マレーシア子会社、JCUマレーシア(仮称)の設立は2023年4月を予定している。資本金は250万リンギ(約7,438万円)で、JCUが100%出資する。事業内容は、表面処理用薬品、表面処理用装置および関連資機材の製造・販売。
同社は、中国、台湾、韓国、インド、米国、メキシコの他、東南アジアではタイとベトナム、インドネシアに拠点を設立している。同社の海外における電子薬品と基幹薬品の2022年3月期の売上高は、19%、26%それぞれ増加した。