【クアラルンプール】 フェローテック・ホールディングス(本社・東京都中央区)の米国事業であるフェローテック・アメリカは、マレーシアにおいて製造工場設立するために5億リンギを投資する計画だ。同社にとり東南アジア初の工場となる。
「貿易・投資ミッション」のため訪米中のアズミン・アリ上級相(兼通産相)は、フェローテック(アメリカ)の宮永英治最高経営責任者(CEO)との会合を行った。その後アズミン大臣が「ベルナマ通信」の取材に明らかにしたところによると、フェローテックは、ケダ州のクリム・ハイテクパーク内に面積80万平方フィートの工場を開設する計画があり、数週間内に工場建設に着工する予定だ。
また宮永CEOによると、東南アジアはサプライチェーンの中心になっていることから、マレーシアへの投資を決定した。フェローテックは今後、人材に投資する方針で、マレーシア人向けに250ー500人の雇用を創出することを計画しているという。
一方でアズミン大臣は、太陽光発電のネクストラッカーの創立者であるマルコ・ミラー最高執行責任者(COO)とも会談を行った。ミラーCOOは、マレーシア製品を米国市場だけではなく、他の市場にも進出できるように努めるとの意向を表明。マレーシア企業間との取引額は現在、1億米ドル(4億3,903万リンギ)程度だが、マレーシアでの事業を今後拡大し、マレーシアを主要な製造パートナーとしたいと述べたという。
(ザ・サン、5月18日、ベルナマ通信、5月17日)