【クアラルンプール=アジアインフォネット】 パナソニック空質空調社は6日、
工場のCO2排出量実質ゼロ化に向けた取り組みの一環。
PAPAMYのエアコン工場とオフィスなどを含む全ての使用電力
パナソニックグループは、
【クアラルンプール=アジアインフォネット】 パナソニック空質空調社は6日、
工場のCO2排出量実質ゼロ化に向けた取り組みの一環。
PAPAMYのエアコン工場とオフィスなどを含む全ての使用電力
パナソニックグループは、
【クアラルンプール】 NTTデータグループは5日、ジョホール州ゲラン・
グループは今年8月、68.457エーカー(27.
また、2030年までにすべてのデータセンターの電力を100%
NTTデータグループのデータセンター事業は現在、世界第3位。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、エッジ、12月5日)
【クアラルンプール=アジアインフォネット】 工業薬品販売などを手掛ける岩田商会(本社・愛知県名古屋市)
EQXイワタは、化学品、半導体材料、建築材料の専門商社機能、
EQXイワタのホームページによると、顧客は30カ国・3,
第510回:マレーシアの2024年第3四半期のGDP成長率は5.3%、通年での5%台の成長がほぼ確実に
11月15日、バンク・ネガラはマレーシアの2024年第3四半期のGDP成長率を前年同期比5.3%増と発表しました。これで第1四半期からの推移は4.2%、5.9%、5.3%で、第3四半期までの合計で前年同期比5.2%増となっています。第4四半期のGDPが前年同期比4.3%増を下回らなければ、通年では5%成長が達成されます。
月別のGDP成長率を見ると、7月が7.4%増、8月が4.7%増、9月が4.0%と減速してきており、やや心配です。ただ、11月19日に発表されたマレーシアの10月の輸出額は前年同月比1.6%増で、不調だった9月の0.3%減からやや持ち直しています。目立つのは米国向け輸出で、10月は32.4%増でシンガポールを上回って国別で首位に立っています。輸出の中心である電子・電機産業の輸出も9月の1.2%減から10月は7.6%と回復しており、ずるずると悪くなるようには見えません。今後は、トランプ関税を見越した輸出の前倒しも考えられます。
産業別に見るとサービス業は第2四半期の5.9%増から5.2%増へと減速する一方、製造業は4.7%増から5.6%増に上向いています。目立つのは建設業で、第2四半期の17.3%増に続いて第3四半期も19.9%増と好調が続いています。
支出項目別では民間消費が第2四半期の6.0%増から4.8%増に減速する一方で、粗固定資本形成が11.5%増から15.3%増に加速しています。
これまで、マレーシア経済は長く民間消費が牽引する構造が続いていましたが、ここにきて、民間投資や建設部門が経済を牽引するという、1990年代を彷彿させる状態になっています。
図はマレーシアの四半期GDP、民間消費および民間投資の推移を示したものです。民間消費・民間投資は2019年第1四半期を100とした場合の水準を示しています。民間消費(青線)については、2020年第2四半期を底に順調に回復し、2023年の段階でコロナ禍前を上回っていることが分かります。一方で、民間投資(橙線)については2021年第4四半期を底としながらも回復が鈍く、ようやく2024年になってコロナ禍前に並んだところです。
トランプ政権下で2025年は輸出の先行きが怪しくなる可能性があり、マレーシアの景気が好調に推移するためには、これまで経済を引っ張ってきた民間消費に加えて、民間投資の好調さが続くことが重要になってきます。
熊谷 聡(くまがい さとる) Malaysian Institute of Economic Research客員研究員/日本貿易振興機構・アジア経済研究所主任調査研究員。専門はマレーシア経済/国際経済学。 【この記事のお問い合わせは】E-mail:satoru_kumagai★ide.go.jp(★を@に変更ください) アジア経済研究所 URL: http://www.ide.go.jp |
第888回:やりがい搾取(3)内発的動機づけの限界
前回は、忠実な人や寛大な人がやりがい搾取の標的になりやすいというお話でした。
やりがい搾取の理論は、古典的な心理学理論である「内発的動機づけ」の否定的な側面を強調しています。内発的動機づけの理論は、お金などの外発的動機づけだけでは従業員のパフォーマンスを引き出すには不十分であるという前提で、人的資源管理論に取り入れられました。この理論の魅力は、報酬によって提供されるものを超えた努力を引き出すことです。ちなみに、従業員から内発的なモチベーションを引き出す方法の一つに、「変革的リーダーシップ」の理論があり、これは従業員の意識を高め、指示された仕事を超えたパフォーマンスを引き出すことを目的としています。少し大胆に言うと、内発的動機づけや変革的リーダーシップの理論は、経営者の視点に立った肯定的な見方であり、やりがい搾取の理論は、従業員の視点に立った否定的な見方です。どちらも、努力と報酬の差(effort-reward imbalance, ERI)を見ていることに変わりはありません。
しかし、近年では、経営の観点からも、内発的動機づけに対する慎重な見方をする研究が出現しています。その中には、「内発的動機付けの道徳化」についての懸念があります。この議論は、自分の好きなことをするという規範的な圧力が、人々が自分自身や他人にとって満足のいく仕事を追求することを奨励する一方、面白くない仕事を無視することにつながる可能性を主張しています。さらに、「道徳化」の起きた職場では、動機づけられていないように見える人々や、異なるタイプの動機を持つ人々に対する差別的な態度が引き出され、そのことで組織内の全体的な結束に影響が及ぶ可能性があります。この「道徳化」理論と一致して、他の研究者は、仕事への熱意が自信過剰と協力の欠如に簡単に結びつくことを発見しました。
したがって、内発的動機づけは万能薬ではありません。また、上記の議論を考慮すると、内発的な動機を持つ従業員もまた、ERIや情熱搾取の被害者であるケースも少なくないでしょう。内発的なモチベーションが長く続いていると疲れ果て、ある日突然、仕事を辞めたり、心身の不調を訴えたり、チームワークを乱すような行動をとったりと、ネガティブな行動をとることがあるかもしれません。同様に、自分は本質的に動機づけられていると信じていた忠実な従業員は、いつの日かやりがい搾取の標的になっていたことに気がつくかもしれません。だとすると、ERIややりがい搾取と内発的動機づけとの境界は曖昧であり、既存の経営学や心理学が、まだ世の中のビジネスパーソンの期待に応えきれていないことを示しています。
Kokubun, K. (2024). Effort–Reward Imbalance and Passion Exploitation: A Narrative Review and a New Perspective. World, 5(4), 1235-1247. https://doi.org/10.3390/world5040063
國分圭介(こくぶん・けいすけ) 京都大学経営管理大学院特定准教授、東北大学客員准教授、機械振興協会経済研究所特任フェロー、東京大学博士(農学)、専門社会調査士。アジアで10年以上に亘って日系企業で働く現地従業員向けの意識調査を行った経験を活かし、産業創出学の構築に向けた研究に従事している。 この記事のお問い合わせは、kokubun.keisuke.6x★kyoto-u.jp(★を@に変更ください) |
【クアラルンプール】 国民の約48%に相当する1,700万人の身分証明カード(
ステルス・モールはその根拠として、
しかしマレーシア警察によれば、データ漏えいの被害届けはなく、
(ベルナマ通信、フィンテックニュース、12月4日、ザ・
【クアラルンプール=アジアインフォネット】 第10回クアラルンプール国際モビリティショー2024 (KLIMS 2024) が5―11日の日程でクアラルンプール(KL)
マレーシア自動車連盟(MAA)が主催するもので、「
新型車9車種が会期中に発表されるほか、
【クアラルンプール】 来年5月1日に予定されている売上・サービス税 (SST)の課税対象拡大について、
SSTの課税対象拡大については、
またリム氏は物品・サービス税(GST)
(ベルナマ通信、12月4日)
【クアラルンプール】 マレーシアの企業・組織に対する上半期のサイバー攻撃は1,
カスペルスキーが域内で探知、防御したウェブ上の攻撃は約2,
マレーシアに次ぐ多さだったのはインドネシアの320万件、
ヨー・シアンティオン代表(東南アジア担当)は「企業、
(ベルナマ通信、エッジ、ビジネス・トゥデー、12月4日)
【クアラルンプール】 アンワル・イブラヒム首相は3日の下院質疑で、
サイバー犯罪による損失には、フィッシング詐欺、
また、犯罪阻止の手助けとして、警察が開設した、
特に、
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、エッジ、12月3日)