「マレーシアBIZナビ」も前身の「パナニュース」創刊号の1999年を出発点に今や6,000号を超え、
この7月で25周年を迎えることとなりました。
このたび弊社ビジネスニュース「マレーシアBIZナビ」
またこれを機に、ウィークリーニュースが、
長年のご愛顧に感謝致しますとともに、
2024年4月1日
ASIA INFONET (M) SDN BHD
Managing Director 田辺 太嘉昭
「マレーシアBIZナビ」も前身の「パナニュース」創刊号の1999年を出発点に今や6,000号を超え、
この7月で25周年を迎えることとなりました。
このたび弊社ビジネスニュース「マレーシアBIZナビ」
またこれを機に、ウィークリーニュースが、
長年のご愛顧に感謝致しますとともに、
2024年4月1日
ASIA INFONET (M) SDN BHD
Managing Director 田辺 太嘉昭
昨年11月から12月にかけて日本へ一時帰国し、出入国の様子をレポートしたが、今回私用で2月から3月にかけて再度一時帰国したので、前回とは変わった状況も踏まえて報告したい。
マレーシアでの取得書類は前回と同じで、イミグレからの出入国許可証、最寄りの警察署からの州を跨ぐ許可証など。追加になったのが、日本入国の際に必要な到着72時間前までのPCR検査の陰性証明書だ。これはスバンジャヤにあるSJMCで取得できた。日本語の陰性証明書のフォーマットを印刷して持っていき、サインとチョップをもらった。費用はRM290。
日本帰国で前回なくて今回必要になったのが、「質問票Webの到着前入力」を行い、発行されたQRコードの提示だ。機内でいきなりその案内を配られて焦った。そんなの聞いてない…。機内でQRコードも作れないし。結局到着後、PCR検査を行った後の待ち時間に備え付けのタブレットに10分間向き合ってQRコードを印刷して事なきを得た。それ以外は前回と同じでかなりスムースに入国できた。
マレーシアに戻る際は、日本のマレーシア大使館へ必要書類をメールし、「Travel Notice」を取得する(前回と同じ)。マレーシア到着72時間前までのPCR検査の陰性証明書(英語)の取得。これはなくても入国できるが、ホテルでの強制隔離期間が、陰性証明書があれば7日間、なければ10日間となる。それ以外は前回と同じだった。(MySejahteraのアプリで登録、LOUの提出、出入国許可証の提示等)空港内のスタッフたちも慣れてきたせいかスムースな対応をしてくれた。
一番驚いたのが、隔離ホテル(PJ HILTON)の朝昼晩の弁当だ。前回に比べると確実にレベルアップしている、器も中身も。前回は7割ローカル食、3割日本食、洋食だったが、チェックイン時にリクエストができた。
ローカル食4割、日本食3割、洋食3割でかなりいい感じだ。ホテルに常駐しているメディカルチームともアプリを通してコミュニケーションできるようにもなった。
この記事を書いた人
2021年が幕を開け、今年はコロナ”後”の世界になってほしいなと願ったのも束の間、1月13日より再びMCO(Movement Controll Order : ロックダウン)下に入ってしまった。
今回も予定は2週間だが、政府は早々にその後2週間の延長もあり得ると発表した。おおーっ、また1ヶ月間のMCOかと嘆いてしまった。
1月後半に開催を予定していた日本産食品のオンライン商談会も2月下旬に延期になってしまった。この商談会は、マレーシアの輸入業者、レストラン、小売業者などのバイヤーを会場に招聘し、サンプルを試食しながら日本の業者とZoomで商談してもらおうと言うもので、今回が初めての試みだ。サンプルは既にKLに到着しているので、後はバイヤーさん集めだけだった。しかし、MCOの発令で集会等ができなくなってしまい延期せざるを得なくなった。これだけではなく、予定していた営業を兼ねた打合せ、食事会、送別会等が全部なくなってしまった(涙)。(ふぐを食べ損ねた)
会社の方も「また昨年同様1ヶ月間の在宅勤務か…」と覚悟した。この間の操業が認められるのは▽製造▽建設▽サービス▽商業・運輸▽農園・一次産業 の5つの必需セクターの業種に限定されるからだ。当然弊社のような在宅勤務が可能なコンサルティング・メディア企業は、操業許可はでないだろうなあと1週間は在宅勤務シフトにしていた。
ところが、なんと通産省から操業許可が下りていた。昨年の5月に申請したものが…。カテゴリーは、”Communication and Information”。弊社は日系企業の皆さんへ、事業継続に必要な日々のビジネス情報を提供し、将来的にマレーシアへの投資を促す…というミッションがEssential Service(必需業種)として認められたんだなと理解した。ということで、現在MCO下で通常営業している。よかった(笑)。
この記事を書いた人
父の入院で急遽日本へ約1ヶ月間一時帰国することになった。
11月6日(金)に出国し、12月9日(水)に無事マレーシアへ戻ることができた。通常時での出入国と違って、コロナ禍での出入国は大変だったが、再入国を実際に経験したので、最新情報をレポートしたい。
※本記事の内容は2020年12月上旬時点の情報です。最新の一時帰国の規定につきましては、在マレーシア日本国大使館やimmigrationにご確認頂けますようお願い致します。
抗原検査の実施(約45分間で結果判明)
スポンサードリンクマレーシア再入国の約1週間前にマレーシア大使館へ the Permission to Perform Journey to Malaysia「マレーシア渡航許可」の申請を行った。
以下の書類を提出した。
関空でのチェックイン(SQ)
KLIA到着後の手順
1.MySejanateraのアプリで現状の登録
2.パスポート、Letter for Exit & Return to Malaysia, Permission to Perform Journey to Malaysiaなどのチェック
3.PCR検査
4.Immigration Officeで各種書類、パスポートのチェック
5.LOUとホテル・送迎の確認
Letter Of Undertaking and Indemnity Person Under Surveillance (LOU)(到着後の強制隔離の宿泊費用の支払いに関する約定書)、予約してあるホテル、空港からのホテルへの送迎予約のチェック
6.手数料の支払い
PCR検査(RM250)、2週間後の抗原検査(RM60)、手数料(RM2,600) 合計RM2,910の支払い (事前のMYEGでの支払い、現場でのクレジットカードまたは現金での支払い) 事前にホテル予約または送迎予約をしていない場合、ここでホテル代と送迎費を支払う(Premium Packageまたは、Standard Package)
7.Immigration Officeでの入国スタンプ
8.朝食boxの支給
9.Premium Packageまたは、Standard Packageの誘導係が誘導(荷物のピックアップ、通関、出口まで)
10.すべての荷物の消毒
11.乗車、ホテルへ送迎
事前に旅行会社で航空券を手配した時に、Premium Hotelの予約と空港からホテルまでの送迎の予約も行なっていたので、予約確定書を見せて比較的にスムースに通過することができた。
また、Letter Of Undertaking and Indemnity Person Under Surveillance (LOU)(到着後の強制隔離の宿泊費用の支払いに関する約定書)も出国前に入手して必要事項を記載済みだったのでスムースだった。現場でシコシコと書いている外国人がほとんどだった。かなりの時間のロスになると思う。
私が空港を出るまでにかかった時間は約1時間半、朝だったこともあり、思ったより早く出て来ることができた。
現在はPJ HILTON HOTELで2週間の隔離生活を送っている。
隔離ホテルでの食事内容などは、SNSやブログ等で多くの人たちがレポートしているので、ここでは割愛させて頂く。
感想を一言。朝昼晩ローカルカレーは辛い(涙)。
この記事を書いた人
外国人雇用申請前の求人広告が11月より義務付けされるとM.サラバナン人的資源相が発表した。外国人駐在員を雇用したい場合は、30日以上欠員募集広告を掲載しなければならない。募集をしても最適な人材が見つからなかった場合には、初めて外国人の雇用が申請できるというものだ。
コロナ禍でマレーシアの失業率が上がっているため、外国人よりも自国民の雇用を守るというのが大義名分と思われる。新規申請に限るというのであれば、百歩譲って仕方ないかと諦められる。しかしながら本件は、既存のエンプロイメントパスを保持している駐在員のビザ更新にも適用されるとのこと。
只、ビザのカテゴリー1の駐在員に関しては、申請をすれば求人広告を出すことを免除されるようだ。カテゴリー2以下の駐在員やローカル採用の日本人は、ビザの新規申請や更新のためにマイ・フューチャー・ジョブズ(MYFutureJobs)」へ求人広告を出し、応募してきたマレーシア人の面接を行わなければいけない。その後、マレーシア人の適任者がいなかったと言うことを証明した後に、ビザの新規申請や更新が可能になる。
外資系企業や外国系商工会議所など関係各方面からは、マレーシアへのFDIを減速させるとんでもない措置だと言う声が上がりそうだし、上げるべきだ。人的資源相の11月1日付で求人広告掲示を義務付けるとしているので、しばらくはこのような状況を強いられると思うが、関係各方面が早急に意見等を人的資源省に上げてもらい、状況が改善されることを望みたい。
※本記事の情報は2020年11月6日現在のものです。最新のビザ情報につきましては、在マレーシア日本国大使館やimmigrationにご確認頂けますようお願い致します。
この記事を書いた人
コロナ禍で今年の3月から全く海外出張できなくなった。
また、
この記事を書いた人
美濃焼の伊勢丹KLCC店でのテスト販売が始まった。岐阜県土岐市のField Inc.という商社から依頼のあった案件だ。まだ1週間程しか経っていないが、大きめの明るい色のお皿の売れ行きがいいらしい。
Field Inc.は美濃焼の製造大手、フタダの子会社。工場から出荷価格で海外に出せるのが強みで、中国・上海、広州、米国、南米、韓国向けに毎週20フィートコンテナ1個(約6万個)のペースで輸出している。年商は3億円で、今年は新型コロナウイルス「Covid-19」流行の影響でECサイトを通じたネット販売が好調であることから年商5億円を見込んでいる。
東南アジア市場については、2019年10月にKLで開催されたECサイトの商談会「ラザダ(Lazada) WECOMMERCE 2019」のジャパン・パビリオンに出店したのが初めてのアプローチで、すでに引き合いが来ている。
その後、当社へ伊勢丹KLCC店でのテスト販売仕切りの話があった。
当社は今まで日本産食品のマレーシアへの輸入支援やテスト販売等は行ってきた経験はあったが食器類は初めてで、全てが初めての経験だ。3月中旬にKLIAのマレーシアポストから、荷物が日本から届いているから取りに来いと言われた。その矢先にMCOが始まってしまい、荷物は取りに行けず終い状態だった。MCOが明けて6月に入ってやっと取りに行けた。
荷物の量が多い(ダンボール7箱)ので税関からの許可が必要と言うことで、税関事務所へ行くと、如何にもお役人らしいオフィサーが「原産地ステッカーが必要」ということで、一旦戻りステッカーを作成して数日後に2回目の税関事務所。今度は別の賢そうなオフィサーが出てきて、カドミウムと鉛の含有量を証明する書類が必要とのこと。「何で1回目に必要なもの全部言ってくれなかったんだっ?」と文句を言ったが、「お気の毒っ♪」と「半沢直樹」の黒崎金融庁検査局主任検査官ばりのオネエ言葉で返されてしまった…。
数日後に気を取り直して3回目のチャレンジ。3回も同じところに来ると、セキュリティーも警察も「また来たか?」状態でほぼ顔パス、ラッキーっ!。関税を支払い、会社のMiviに7箱詰め込みようやく会社へ持ち込むことができた。陶器類の輸入通関を身体で学んだ充実した2週間だった。
ダンボールを運んでいる最中に「ジャラジャラ♬ジャラジャラ♬」とカーニバル系の賑やかな音がしてかなり不安だったが、開封して不安が現実になってしまった。美濃焼の陶器が欠けている、真っ二つに割れている、粉々に砕けている。約300枚のうち半分ほどが売り物にならなかった。
気を取り直して、残りの150枚にステッカーと値札を貼り、無事納品。ようやく伊勢丹KLCC店2階のジャパンパークでのテスト販売に漕ぎ着いた。
Field Inc.から頂いたポスターや美濃焼の説明文なども飾り、8月27日から伊勢丹KLCC店2Fで販売を開始した。マレーシア人の嗜好を見極め、次に繋げて行きたい。
新型コロナウイルスによるMCO、CMCO、RMCOの期間中、ウエビナー、ウエブ面談や直接訪問などを通して様々な日系企業のトップの方々とお話させて頂き、今回の影響を伺った。まず製造業では、ほぼ2種類の状況に分かれた。
一番多かったのが、MCO期間中は操業できなかったり半分以下で操業していたため極端な生産減だったが、フル操業再開後はMCO期間中の反動が来て、現在約3割~4割増での生産を行なっている。このままで行くと通年で平年並みか平年をちょっと下回るくらいだ。だから、昇給もボーナスも平年並みで出す予定という方々。
もう一方は、この期間を経て製品自体の需要減が続き、生産量を落としている。そのために余剰人員が出て、VSS(自主退職制度)を行なった、またはこれから下半期にかけて行う予定だ。だから、昇給もボーナスも見送る、またはスズメの涙程度という方々。それぞれの業界によって異なっている。非製造業(サービスセクター)は厳しい分野が多い。
最も大変なのが旅行業。「3月から売上ゼロが続いています…(涙)」、弊社の関連会社だ。日本からのお客様を専門に扱うマレーシアインバウンドなので、外国人の入国を制限している現在のマレーシアでは開店休業状態だ。同業他社さんも皆同じような状況だ。いつになったらビジネスが戻るかを予想でない状況なので対策自体立て辛い。有給休暇の消化を促す、無給休暇の提案、VSS、整理解雇、廃業…。
飲食業は明暗が分かれている。長期休業に入っているハイエンド系の日本食レストランもあれば、7月後半以降ビジネスが100%戻ったという居酒屋さんもある。各業界、各社の状況によって影響は様々だ。一概にマレーシアの日系企業はこのような状態になっていると断言できないのが難しい。
DC Restaurantへ行ってきた。オーナーシェフがMr Darren Chin。マレーシアで今最も注目されているフレンチのシェフの一人。パリのミシュランの星を取得したレストランで修行した経験を持つ。マレーシアではいろんな賞ももらっている。
MCOで2ヶ月間休業していたと言っていたが、行った日は満席状態だった。コースにぺリングのワインをつけてもらったメニューを頂いた。
日本産の食材を使っているフレンチレストランということで、以前から行ってみたかったレストランだ。一皿目からいきなり日本産ハマチのカルパッチョ。その後も、日本のトマトを使った前菜や北海道のウニと甘エビを使った冷製パスタ、阿波牛のフィレステーキなど、日本産食材のオンパレードだった。
それぞれの料理に合ったワインも美味しかった。味付けも、わさびや柚子胡椒、日本酒を使ったり、日本のダシを使ったり。かなり日本を意識しているみたいだ。
最後にDarrenが来てくれて、日本産食材をたくさん使ってくれていることにお礼を言った。Darren曰く、日本の食材は美味しくて品質も最高だから。Darrenがマレーシアの日本産食品輸入増のきっかけになってくれるかも。
大学を卒業してから海外に飛び出し、東南アジアに30数年。日本での就業経験がない変な日本人だと思います(汗)。
1999年にASIA INFONET (M) SDN BHDを起業し、今日まで日系企業の皆様へ情報提供を行ってきました。
それまでも、東南アジア各国で会社員として仕事したり、パートナーたちと会社を創ったりしてきました。
しかしマレーシアのこの会社は、自分が全てを決めなければならない会社、誰も助けてくれない会社としてスタートしました。
最初は東南アジアで最も長い歴史を誇るシンガポールの日本語ビジネスニュース「パナニュース」のマレーシア版として創刊。名称を「パナニュース」から「日刊アジアインフォ」、「マレーシアbizナビ」と変更、バージョンアップさせて行き、今日に至っています。
その間ニュースの編集作業は総編集長の伊藤に委ね、私はのべ約1,000社の日系企業を回り、情報を買って頂ける方々の声に耳を傾けました。その結果、マレーシア関連の情報提供はビジネスニュースのみならず、マレーシアの日系企業が抱える一番の問題である人事労務関連を解決するコンサルタント、日本企業のマレーシアへの進出のアシスト、日本産食品のマレーシアへの輸入促進事業、マレーシアへの旅行関連事業(Lonca Tours & Travel Sdn Bhd)など、広範囲に拡大してきました。
しかしながら、全てが順風満帆というわけではありませんでした。ビジネスニュースの印刷物許可ライセンスの未取得で内務省より発刊禁止措置を受けたり、記念すべき弊社主催の第一回目の雇用関連法セミナー時には、ラグビーの試合での脳内出血の手術で入院していたりと、何度かの倒産の危機や死を意識しなければならない緊張も味わいました。
それらのお陰で、自分が元気に仕事できるのことへの感謝の気持ち、お客様の抱える問題を解決したりマレーシア企業との商談が上手く行ったりした時に、感謝される喜びを味わうことができるようになりました。
当社のミッションでもある、私たちの事業を通して日本企業のマレーシアへの投資を更に活性化させ、今後のマレーシアと日本の関係の中での存在感を持ち続けたいと考えています。