ゲオ、「セカンドストリート」の大型店をシャアラムに来月開業

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 ゲオホールディングス(本社・愛知県名古屋市)は25日、セランゴール州で総合リユースショップ「セカンドストリート」の「プラザ・シャアラム店」を4月10日に開業すると発表した。

プラザ・シャアラム店は店舗面積222坪の大型店で、営業時間は10時ー22時。

ゲオホールディングスはセカンドストリートの海外出店を積極的に行っており、4月にはシンガポール初進出も予定している。マレーシアは新店が24店舗目で、米国45店、台湾39店に次いで多くなっている。

キャセイパシフィック航空、三井系2モールでマイル提携

【クアラルンプール】 香港のキャセイパシフィック航空は24日、三井不動産との提携により、マレーシアで三井不動産が運営するショッピング施設で、キャセイのアジアマイルが獲得できるようになったと発表した。

対象になるのは、マレーシアの三井アウトレットパーク・クアラルンプール国際空港・セパン(MOP KLIA)と、三井ショッピングパークららぽーとブキッ・ビンタンシティセンター(ららぽーとBBCC)の2施設。キャセイの会員は、両施設での買い物や飲食で5リンギ分を支払うごとに、1アジアマイルを獲得できる。

また、ららぽーとBBCCではキャセイの会員証の提示で、即時割引などの特典を用意。MOP KLIAでも、キャセイ会員はパスポート提示で、追加の割引などを受けられる。

今回の提携を記念し、5リンギの支払いごとに通常の2倍の2マイルが獲得できるキャンペーンを5月31日まで実施する。

キャセイと三井不動産は同様のサービスを、日本をはじめ台湾、中国などでも実施している。
(ザ・サン、キャセイパシフィック航空発表資料、3月24日)

シヤチハタ、創業100周年記念展をKLの蕎麦店で開催中

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 印章業のシヤチハタ(本社・名古屋市西区)は創業100周年を記念し、クアラルンプール市(KL)の蕎麦店「元年堂」で、シヤチハタのデコレーションアイテムの展示やワークショップを開催している。

記念展は3期に分けテーマごとにとに実施。4月7日までは「ジャーナリング」をテーマに、スタンプや筆記具などを体験できる。4月12日―5月12日は、日本とマレーシアを拠点に、絵本や書籍の装画・挿絵などを手掛けるイラストレーター・岡本かな子氏による、ジャーナリング作品などを展示。5月17日―6月16日は、約20種類のハンコを自由に押して楽しめるコーナーなどが設置される。

シヤチハタは1993年からマレーシア法人を設立し活動しており、シヤチハタが提供する「しるしの価値」や、日本文化を楽しんでもらいたい、と今回の記念展を企画した。プロデュースは、書店でのイベントなどを手がける「ひらく」(本社・東京都千代田区)が担当。会場となった元年堂と、その運営会社で東南アジア進出に向けたマーケティング支援などを行う「シード」(本社・静岡県三島市)が協力している。

ジェトロ、ペトロナスとスタートアップ育成で連携し日系枠設置

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 日本貿易振興機構(ジェトロ)は、国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)との間で、日本とマレーシアのイノベーション促進に関する協力覚書を締結。スタートアップ向けのアクセラレーションプログラムにおいて、日系スタートアップの企業枠を設置し、マレーシア市場などへの参入を後押しする。

アクセラレーションプログラムは、ペトロナスのコーポレートベンチャーキャピタル部門のペトロナスベンチャーズが開催する「FUTURE TECH4.0」。ペトロナスの事業内容と親和性が高く、アジア太平洋地域で適用できる技術を有する、世界中のスタートアップが対象となる。4回目となる今年は、「エネルギーの未来」「産業と労働の未来」「化学と素材の未来」の3つを重点テーマに、技術の育成を目指している。

今回のジェトロの協力により、ペトロナスからの支援に加えて、ジェトロからも情報提供やマッチング企業を紹介。非日系スタートアップに対しては、日系企業とのマッチングや日本進出支援サービスも提供する。

現在、応募を受け付けており、締切は4月18日。書類選考と面接を経て参加が決まったスタートアップは6月から12週間にわたり、ワークショップやメンターシップなどを通じ、ビジネスモデルの戦略策定とアプローチを進める。その後、9月上旬までにペトロナスのビジネス部門や投資部門向けのピッチを行う予定という。詳しくはホームページ( https://www.petronas.com/ventures/futuretech4.0/ ) 参照。

パナソニックホームズ、分譲開発2件目のマンションを今秋着工

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 パナソニックホームズ(本社・大阪府豊中市)は19日、マレーシアにおける分譲開発2件目となる、セランゴール州カジャンの大型マンション「ガヤ レジディンシィ」を今秋着工すると発表した。

マンションは、35階建ての3棟のタワーで構成され、各棟494戸で2―4ベッドルームの計1,482戸が入居する。ショップも78戸あり、開発規模は26万8,909平方メートルになる。10月に着工し、2028年4月の引き渡しを目指す。売主は同社の現地子会社と、パートナー企業の合弁会社MKHプロパティベンチャーズで、昨年9月から販売を開始しており、今後販売を加速させていくという。

マンションはマレー鉄道(KTM)および首都圏大量高速輸送(MRT)のカジャン駅の近くに位置する。同社は、車社会であるマレーシアにおいて、公共交通機関の利用を前提に組み立てられた沿線開発プロジェクトは、交通渋滞の解消などで期待されていると位置づけている。同じカジャン地区にある同社のマレーシア初の分譲マンション「ミライ レジデンス」(27階建て4棟1,496戸)も完成し、今月4日から引き渡しを開始。ガヤが完成すると、戸建て住宅も合わせマレーシアでの住宅供給数は累計6,000戸超になる。

三井アウトレットパークKLIA、4月6日までラヤイベント展開

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 三井アウトレットパーク・クアラルンプール国際空港セパン(MOP KLIA)は、今年のハリラヤ(断食月明け大祭)シーズンは「グリッター・ラヤ」をテーマに、4月6日までさまざまなイベントを展開する。

店内中央部のサンシャイン・スクエアは、「グリッター(きらびやか)」にふさわしく三日月や星、多くのライトで飾り付け。29日―4月1日は伝統的なダンスパフォーマンスが披露される。

4月6日までは若い女性に人気の「ケイト・スペード・ニューヨーク」のポップアップストアが出店され、限定セールや最大80%オフの掘り出し物を手に入れることができる。

また1枚のレシートで300リンギ以上になった買い物客向けのくじ引きや、2枚のレシートで800リンギ以上になった買い物客向けの限定ギフト、最大50リンギのキャッシュバックキャンペーンなどが実施される
詳しくはホームページ( https://mitsui-shopping-park.com.my/MOPKLIA/Events/eventDetail?id=1902&dian_id=2 ) 参照。

ニトリ、マレーシア12号店をジョホールバルに出店へ

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 ニトリホールディングス(本社・札幌市北区)は、マレーシアにおける12号店を、3月20日にジョホール州ジョホールバル(JB)のショッピングモール「パラダイム・モールJB」内に出店すると発表した。ニトリグループの店舗としては1,049店舗目となる。

「パラダイム・モールJB」店の店舗面積は約500坪。営業時間は午前10時から午後10時となっている。

ニトリは2022年1月、クアラルンプール(KL)にマレーシア1号店、「ららぽーと・ブキビンタン・シティーセンター店」をオープン。その後、▽パビリオン・ブキジャリル店(KL))▽スリアKLCC店(同)▽ヌー・セントラル店(同)▽プトラジャヤIOIシティモール店▽ワン・ウタマ店(セランゴール州)▽ミッドバレー・サウスキー店(ジョホール州)▽トッペン・ショッピング・センター店(同)▽ガーニー・パラゴン・モール店(ペナン州)▽イオン・モール・ブキ・メルタジャム店(同)▽イオンモール・ニライ店(ネグリ・センビラン州)――を開業している。

ドローンのエアロダイン、展開拡大に向け長崎で長距離配送に成功

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 マレーシアに拠点を置き世界的にドローン事業を展開するエアロダイングループの日本法人エアロダインジャパンは9日、長崎県佐世保市の本土と離島間における長距離ドローン配送の実証実験に成功したと発表した。

実験では、ドイツのドローンメーカー、フェニックス・ウィングスの高性能物流ドローン「PW.Orca」を使い、10キログラム(kg)の鮮魚を載せ、離島の高島との往復48キロメートル(km)を20分で輸送した。

PW.Orcaはアジア地域における商用ドローン物流の拡大に向け設計され、最大積載量15kg、航続距離100km、最高時速130kmで運行できる。エアロダイングループは2月、フェニックスとグローバル・アライアンス・パートナーシップを締結。世界の中でも厳しいとされる日本の航空局の規制基準に合わせ、飛行許可を取得した。

今回は、地元企業のフライトパイロットが実際のドローン操作を担当し、エアロダインは運行に関する技術的知識を提供する形で実施。フライトパイロットによると、高島から東京都都心までの配送は、従来は最短でも2日かかっていたが、ドローンによる集荷後、陸送、航空便をつないで当日中の配送が実現したという。

エアロダインジャパンは今回の成功をもとに、ドローン物流の推進を全国的に加速させていきたいとしている。

貴金属買取業ジュエルカフェ、イポーに14号店開業

【クアラルンプール】 日本発の貴金属買い取り専門店「ジュエルカフェ」がこのほど、マレーシア14番目となる店舗をペラ州イポーのイオンモール・イポー・ステーション18にオープンした。

ジュエルカフェは、クレイン(本社・東京都港区)の現地子会社クレイン・セントラルが運営。クレインは2005年に日本で創業され、マレーシアには13年前に進出。現在、シンガポールやインドネシアなど含め日本国内外で300超の直営店を運営している。

その場で現金化されることがマレーシアでも評価され、新垣潤社長は「マレーシアで14店舗まで拡大できたのは、大きな成果であり、お客様のサポートのおかげ」と語った。さらに20店舗まで拡大する計画という。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月10日)

フーデックスジャパン2025、マレーシアから11社が参加

【クアラルンプール】2025年3月11―14日の日程で東京ビッグサイトで開催される食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN(フーデックス・ジャパン)2025」にマレーシア貿易開発公社(MATRADE)が率いるマレーシアの食品・飲料企業11社、連邦農業マーケティング庁(FAMA)の代表団が参加する。

MATRADEのフーデックス・ジャパンへの参加は20回連続となる。第5ホールに開設されるマレーシアパビリオンでは、菓子、スナック、トロピカルドリンク、シーフード、ツバメの巣、コーヒーなどさまざまなハラル(イスラムの戒律に則った)認証製品を展示し、ハラル業界におけるマレーシアの世界的なリーダーシップをアピールする。

MATRADEのモハメド・ムスタファ最高責任者(CEO)は、単に製品を展示するだけではないと強調。「市場へのアクセスを容易にし、輸出業者が成功するために必要なツールと知識を提供することに重点を置いている。 FTAを活用し、強力なパートナーシップを構築することで、マレーシアの食品・飲料業界の持続可能な成長を推進する」と述べた。

日本は2024年、マレーシアの第5位の貿易相手国および輸出先となり、総貿易額は1,527億5,000万リンギに達した。加工食品の日本への輸出は、ココアベースの製品やスナックを含むハラル認証製品への強い需要に牽引され、69%増の21億2,000万リンギに急増した。
(ビジネス・トゥデー、3月10日)