新型コロナの感染者数は2万7831人、今年最多を更新

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は16日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は2万7,831人だったと発表した。累計感染者数は311万1,514人となった。

15日には7,584人が回復し、累計治癒者は286万8,538人。死者数は31人増え、累計で3万2,180人となった。アクティブ感染者は、前日から1万4,518人増え18万2,965人。うち93.3%が自宅、3.0%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、3.6%が医療機関、0.1%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は64.2%に下降した。  同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,573万5,982人で、接種率は78.8%だった。ブースター接種完了者は1,348万6,823人で、接種率は41.3%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は1.33に下降したが、全ての州・地域で1.00を上回った。最も高いのは、ラブアンで2.08だった。  また新たに16カ所のクラスターが発生。うち12カ所が教育機関、2カ所が職場、残りは拘置所と医療機関など感染すると重症化するリスクが高い集団で起きたクラスターだった。クランタン州が5カ所で最多。これまでに確認されたクラスターは6,629カ所となり、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は444カ所に増えた。

新型コロナの感染者数は2万2133人、自宅療養者は92.5%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は15日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は2万2,133人だったと発表した。累計感染者数は308万3,683人となった。
14日には8,517人が回復し、累計治癒者は286万954人。死者数は24人増え、累計で3万2,149人となった。アクティブ感染者は、前日から1万2,774人増え16万8,447人。うち92.5%が自宅、3.5%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、3.8%が医療機関、0.1%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は66.1%に上昇した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,573万4,211人で、接種率は78.8%だった。ブースター接種完了者は1,337万3,479人で、接種率は41.0%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は1.38に下降したものの、全ての州・地域で1.00を上回った。最も高いのは、ラブアンで1.94だった。
また新たに17カ所のクラスターが発生。うち14カ所が教育機関、残りは3カ所職場で起きたクラスターだった。クランタン州が5カ所で最多。これまでに確認されたクラスターは6,613カ所となり、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は435カ所に増えた。

コロナ終息宣言出すのは慎重に=保健相

【クアラルンプール】 カイリー・ジャマルディン保健相は11日、新型コロナウイルス「Covid-19」終息宣言を出すに際しては慎重でなければならないとし、もう暫く時間が必要との考えを示した。
カイリー氏は、スウェーデンやデンマークなどの国々が新型コロナに関するすべての規制を撤廃していることについて「これらの国によるパンデミック終息宣言は少し早すぎると思っている」と指摘。「あとで後悔するよりも安全である方が良い」と述べた。
またコントロールされた現状を維持していくためには感染拡大予防措置を講じ、注意深く対処することが依然重要だとした上で、マレーシアでは保守的な対応を取ると強調。拙速にエンデミック(風土病)化を宣言するつもりはないと述べた。
その上でカイリー氏は、感染拡大の主体となっているオミクロン株の感染について、今後2、3週間の入院率に大きな影響を与えず、ほとんどの症状が軽度であった場合、政府としては風土病の段階に移行した可能性が高いと考えていると述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、2月12日、ベルナマ通信、2月11日)

新型コロナの感染者数は2万1315人、累計で3百万人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は14日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は2万1,315人だったと発表した。累計感染者数は306万1,550人となった。
13日の陽性者数は2万1,072人。5,724人が回復し、累計治癒者は285万2,437人。死者数は11人増え、累計で3万2,125人となった。アクティブ感染者は、前日から1万5,337人増え15万5,673人。うち91.9%が自宅、3.9%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、4.0%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は65.2%に下降した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,573万2,151人で、接種率は78.8%だった。ブースター接種完了者は1,325万8,893人で、接種率は40.6%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は1.43に下降したものの、全ての州・地域で1.00を上回った。最も高いのは、ラブアンで1.90だった。
また新たに10カ所のクラスターが発生。うち8カ所が教育機関、残りは職場と医療機関など感染すると重症化するリスクが高い集団で起きたクラスターだった。クアラルンプールとパハン州がそれぞれ3カ所で最多。これまでに確認されたクラスターは6,596カ所となり、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は421カ所に増えた。

新型コロナの感染者数は2万939人、今年初めて2万人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は11日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は2万939人だったと発表した。8日連続で今年最多を更新した。累計感染者数は299万6,361人となった。
9日には5,712人が回復し、累計治癒者は283万5,464人。死者数は10人増え、累計で3万2,075人となった。アクティブ感染者は、前日から1万3,368人増え10万7,883人。うち89.6%が自宅、5.3%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、4.9%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は68.4%に下降した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,572万8,912人で、接種率は78.8%だった。ブースター接種完了者は1,292万6,703人で、接種率は39.6%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は1.51に上昇。全ての州・地域で1.00を上回った。最も高いのは、ラブアンで2.17だった。
また新たに14カ所のクラスターが発生。うち9カ所が教育機関、4カ所が職場、残り1カ所は医療機関など感染すると重症化するリスクが高い集団で起きたクラスターだった。クアラルンプールが4カ所で最多。これまでに確認されたクラスターは6,555カ所となり、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は395カ所に増えた。

新型コロナの感染者数は1万9090人、7日連続で今年最多更新

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は10日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は1万9,090人だったと発表した。7日連続で今年最多を更新した。累計感染者数は297万5,422人となった。
「Covid-19」からの復興を目指す国家復興計画(NRP)を管轄する国家復興評議会(NRC、MPN)の議長であるムヒディン・ヤシン前首相は9日、PCR検査で陽性反応が出たと発表した。軽症のため自宅で隔離を行っているという。
9日には5,681人が回復し、累計治癒者は282万9,752人。死者数は9人増え、累計で3万2,065人となった。アクティブ感染者は、前日から1万1,444人増え9万4,515人。うち88.8%が自宅、5.7%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、5.4%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は69.9%に0.1%ポイント下降した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,572万7,038人で、接種率は78.8%だった。18歳以上の成人接種者数は2,293万3,328人で、接種率は98.0%。ブースター接種完了者は1,276万9,610人で、接種率は39.1%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は1.47に上昇。全ての州・地域で1.00を上回った。最も高いのは、ラブアンで1.94だった。
また新たに15カ所のクラスターが発生。うち12カ所が教育機関、2カ所が職場、残り1カ所は医療機関など感染すると重症化するリスクが高い集団で起きたクラスターだった。セランゴール州が5カ所で最多。これまでに確認されたクラスターは6,541カ所となり、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は385カ所に増えた。

入国時の隔離措置撤廃、国家復興評議会が政府に提案

【クアラルンプール】 新型コロナウイルス「Covid-19」からの復興を目指す国家復興計画(NRP)を管轄する国家復興評議会(NRC、MPN)は、水際対策として入国時に義務付けている隔離措置について、3月1日付けで全面的に撤廃し、国境を完全に開放するよう政府に提案した。
会合後の記者会見でムヒディン・ヤシン議長は、隔離措置の撤廃を提案した理由について、保健省より出発前と到着時の検査などが義務付けられており、国内のワクチンの接種率は高い上、病床使用率も低い状態となっていると説明した。しかし撤廃は、リスクを評価に基づき、計画的かつ慎重に行うべきであると指摘。隔離なしの入国ができるようになることで、マレーシアの回復を促進させることができるとした。
会合では、カイリー・ジャマルディン保健相が感染状況などを説明。変異種「オミクロン株」の感染拡大に伴い新規陽性者数は増えているものの、保健省による措置や、ワクチンの接種により、重症者数は減っていると述べたという。
一方で、ムヒディン議長は、建設業で問題となっている原材料価格や外国人労働者不足、移動規制については、長期的で「構造的な」解決方法を策定することができると説明。建設業開発局(CIDB)が対策を模索している段階で、CIDBによる勧告を支持する方針だと述べた。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サン、2月8日、ベルナマ通信、フリー・マレーシア・トゥデー2月7日)

新型コロナの感染者数は1万7134人、6日連続で今年最多更新

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は9日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は1万7,134人だったと発表した。6日連続で今年最多を更新した。累計感染者数は295万6,332人となった。
8日には、5,421人が回復し、累計治癒者は282万4,071人。死者数は13人増え、累計で3万2,056人となった。アクティブ感染者は、前日から8,510人増え8万3,071人。うち88.4%が自宅、6.0%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、5.5%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は70.0%に上昇した。
8日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,572万4,809人で、接種率は78.8%だった。18歳以上の成人接種者数は2,293万1,979人で、接種率は98.0%。ブースター接種完了者は1,261万6,238人で、接種率は38.6%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は1.39に上昇。全ての州・地域で1.00を上回った。最も高いのは、サラワク州で1.68だった。
また新たに17カ所のクラスターが発生。うち10カ所が教育機関、3カ所が職場、残り4カ所は医療機関など感染すると重症化するリスクが高い集団で起きたクラスターだった。これまでに確認されたクラスターは6,526カ所となり、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は375カ所に増えた。

無症状・軽症の陽性者、アセスメントセンター訪問不要に

【クアラルンプール】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は7日、今後、新型コロナウイルス「Covid-19」の検査で陽性となっても、無症状・軽症であるカテゴリー1および2Aに該当し、かつ高リスクではない場合には感染アセスメントセンター(CAC)に行く必要はないと発表した。
その代わりに、コロナ情報・追跡アプリ「MySejahtera」上の「健康評価ツール(HAT)」を使用し、毎日セルフモニタリングを行う必要がある。セルフモニタリングが漏れた場合、SMSや自動音声電話で入力が促される。カテゴリー2B以上または症状が悪化している場合には、センターからの電話を待たずに、最寄りのCACまたは病院で詳細な検査を受けることが求められる
無症状・軽症のカテゴリ分類は、▽カテゴリー1(無症状)▽カテゴリー2A(喉の痛みや咳、食欲がある味覚低下、嗅覚障害、下痢、吐き気、嘔吐、疲労感、筋肉痛など。日常生活に支障がなく、熱や息切れのないことが条件)▽カテゴリー2B(発熱が2日以上続き、活動時の呼吸困難、胸痛、食欲不振、倦怠感、咳・吐き気・嘔吐・下痢の悪化、意識レベルの低下、24時間以内の排尿量減少)ーーとなっている。
ノール事務次官によると、セルフモニタリングの結果、最寄りのCACに行って検査を受ける必要がある場合には「MySejahtera」からの通知、SMS、電話といった形でCACから連絡がある。また、新規感染者の隔離期間については、無症状かつワクチン接種が完了している場合は7日間、症状がある場合やワクチン未接種、あるいは接種が完了していない場合は10日間となるという。
(ザ・スター、2月8日、ベルナマ通信、2月7日)

オミクロン感染拡大、「ピークアウトは3月下旬」保健相

【プトラジャヤ】 新規感染者が急増している新型コロナウイルス「Covid-19」オミクロン株について、カイリー・ジャマルディン保健相は、数学的モデルにおいて3月下旬にはピークアウトすると試算されていることを明らかにした。
カイリー保健相は、他国の例をみるとオミクロン株の感染ピークは2カ月後に来ると予想されるとした上で、急激な感染拡大は人の移動に起因した可能性は否めないと指摘。ロックダウンやそれに近い制限はもちろん、移動制限を強化する余裕もないとし、公衆衛生における優先事項と経済回復、国民生活、及び精神的健康の間でバランスを取ることが重要だとし、国民一人一人がワクチン接種・追加接種を含めた自分たちの役割を果たすことが重要だと述べた。
またワクチン接種について、60歳以上の高齢者及び1、2回目にシノバック製を接種した成人(18歳以上)を対象に追加接種を受けない場合に接種完了ステータスを剥奪する方針であることを繰り返した上で、3月1日以前に追加接種を受けるよう呼びかけた。
カイリー氏によると、100万人の高齢者全体の32%に当たる100万人がいまだ追加接種を受けていない。ワクチン未接種の場合は感染率が9倍、感染時の死亡率が62倍高まるという。また高齢者は重症化リスクが高く、死者全体の57.3%を占めている。
(エッジ、2月7日)