水際措置を強化、オミクロン株対策で=保健相

【クアラルンプール】 カイリー・ジャマルディン保健相は7日、新型コロナウイルス「Covid-19」のオミクロン変異株に対する水際対策として、8日付けで施行される追加措置を発表した。
対象となるのは、▽シンガポール間「ワクチン接種完了者向けトラベル・レーン(VTL)」の空路・陸路利用者▽ランカウイのトラベルバブル(LITB)の外国人観光客▽短期滞在用ワンストップセンター(OSC)で入国する商用目的の入国者▽オミクロン株に係る一時入国拒否対象とされている国からの入国者▽オミクロン株の市中感染が報告されている国からの入国者ーー。
VTL、LITB、OSCは、ワクチン接種完了済みかつ渡航の48時間前までにスワブ検査を受検する必要がある。入国時検査に加え、入国後2日目、4日目、6日目に自己診断キットによる検査、3日目、5日目には、RTK-Ag抗原迅速検査を受け、すべての検査結果をコロナ情報・追跡アプリ「MySejahtera」で報告することが義務付けられる。
オミクロン株による一時入国拒否対象となっている8カ国▽南アフリカ▽ボツワナ▽エスワティニ▽レソト▽モザンビーク▽ナミビア▽ジンバブエ▽マラウイーーから入国する場合、出発48時間前にRT-PCR検査、指定された隔離施設での14日間の強制隔離および隔離期間中のデジタル追跡装置の使用が義務付けられる。
イギリス、アメリカ、オーストラリア、フランス、ノルウェーなど、オミクロン株の市中感染が報告されている国からの入国者も出発48時間前のRT-PCR検査、隔離期間中のデジタル追跡装置の常時使用が求められるが、隔離期間はワクチン接種の状況に応じて決定される。
カイリー大臣は、追加措置以外の要件は従来通りだとし、今後もウイルス動向を注視しながら状況に応じて注意事項を随時変更していくと述べた。
(マレー・メイル、フリー・マレーシア・トゥデー、エッジ、12月7日)

新型コロナの感染者数は5020人、ワクチン接種率は78%に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は8日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は5,020人だったと発表した。累計感染者数は267万3,019人となった。
7日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,546万1,172人で、接種率は78.0%。18歳以上の成人接種者数は2,273万4,488人で、接種率は97.1%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.99で横ばいだった。1.00を上回ったのはペナン、マラッカ、ラブアン、ネグリ・センビラン、パハン、ペルリスの6カ所だった。
7日には4,817人が回復し、累計治癒者は257万6,870人。死者数は66人増え、累計で3万718人となった。アクティブ感染者は、前日から82人増の6万411人。うち81.6%が自宅、9.7%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、8.0%が医療機関、0.7%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに9カ所のクラスターを確認した。ジョホール州で3カ所、セランゴール州とペナン州でそれぞれ2カ所、クランタン州とクアラルンプールでそれぞれ1カ所発生した。これまでに確認されたクラスターは5,992カ所で、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は235カ所に増えた。

新型コロナの感染者数は4965人、基本再生産数は0.99に上昇

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は7日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は4,965人だったと発表した。累計感染者数は266万7,999人となった。
6日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,545万3,314人で、接種率は77.9%。18歳以上の成人接種者数は2,272万9,076人で、接種率は97.1%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.99に上昇した。1.00を上回ったのはマラッカ、クアラルンプール、ケダ、ペラ、ペルリスの4カ所だった。
6日には5,894人が回復し、累計治癒者は257万2,053人。死者数は38人増え、累計で3万652人となった。アクティブ感染者は、前日から1,670人減の6万329人。うち81.8%が自宅、9.6%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、7.8%が医療機関、0.8%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに5カ所のクラスターを確認した。セランゴール州とクアラルンプールを跨いで10人の感染者を出すクラスターが職場で1カ所発生した他、ジョホール州の職場、クランタン州の教育機関、ペルリスの職場、ペラ州の教育機関でそれぞれ1カ所発生した。これまでに確認されたクラスターは5,983カ所で、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は234カ所に増えた。

新型コロナの感染者数は4262人に減少も、R0は0.98に上昇

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は6日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は4,262人だったと発表した。累計感染者数は266万3,034人となった。
5日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,544万3,839人で、接種率は77.9%。18歳以上の成人接種者数は2,272万2,055人で、接種率は97.1%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.98に上昇した。1.00を上回ったのはマラッカ、ケダ、ペラ、ペルリスの4カ所だった。
5日の新規感染者数は4,298人。4,929人が回復し、累計治癒者は256万6,159人。死者数は40人増え、累計で3万614人となった。アクティブ感染者は、前日から671人減の6万1,999人。うち82.7%が自宅、9.5%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、7.0%が医療機関、0.7%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに9カ所のクラスターを確認した。クランタンで4カ所、クアラルンプールとジョホールでそれぞれ2カ所、マラッカで1カ所発生した。これまでに確認されたクラスターは5,978カ所で、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は233カ所に増えた。

新型コロナの感染者数は5551人に減少も、3日連続で5千人超

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は3日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は5,551人だったと発表した。累計感染者数は264万9,578人となった。

2日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,542万3,192人で、接種率は77.8%。18歳以上の成人接種者数は2,270万7,144人で、接種率は97.0%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.96で前日から上昇した。

2日には7,246人が回復し、累計治癒者は255万1,253人。死者数は47人増え、累計で3万521人となった。アクティブ感染者は、前日から1,487人減の6万2,253人。うち80.9%が自宅、10.2%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、8.1%が医療機関、0.8%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。

また新たに6カ所のクラスターを確認した。セランゴール州の職場で2カ所、クランタンの職場で1カ所、ネグリ・センビランとペラ、ジョホールの教育機関でそれぞれ1カ所発生した。これまでに確認されたクラスターは5,959カ所で、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は226カ所から227カ所に増えた。

オミクロン株感染、マレーシアでも初めて確認

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 カイリー・ジャマルディン保健相は3日、国内で初めて新型コロナウイルス「Covid-19」の変異種オミクロン株の感染例を確認したと発表した。
オミクロン株の感染が判明したのは、南アフリカからペラ州イポーの私立大学に留学している女子学生(19)で、11月19日にシンガポール経由でクアラルンプール新国際空港(KLIA)に到着。到着後のPCR検査は陰性で、大学が差し向けたバスでイポーに向かい、市内のアパートで10日間の自主隔離を行った。症状もなくその後のPCR検査も陰性で11月29日に無事に隔離を終了していたという。
KLIAからイポーまで移動したバスには5人が同乗したが、いずれも陰性だった。当局は女性と航空機に同乗した人を含めコンタクトのあった人の追跡調査を行っているが、これまでのところイポー市を含むペラ州で市中感染は確認されていないという。
なお11月29日に開始されたばかりの、隔離なしでマレーシア・シンガポール間移動を可能にする「ワクチン接種完了者向けトラベル・レーン(VTL)」について、カイリー氏は当面継続すると言明。両国政府が情報を共有しつつ、状況に合わせて対応していくことを確認したと述べた。

■ランカウイ「トラベルバブル」、50カ国からの旅客を対象外に■
保健省は2日、ランカウイで行っている外国人旅行者を対象としたトラベルバブルについて、オミクロン株感染者が出ている26カ国と感染者は出ていないが感染リスクの高い24カ国を合わせた50カ国からの参加を一時的に禁止すると発表した。
感染者が出ている国(スケジュール1)に分類されているのは▽英国▽米国▽カナダ▽イスラエル▽豪州▽オランダ▽ドイツ▽日本▽韓国▽香港ーーなど26カ国。14日以内にこれらの国に旅行した人も含まれる。感染リスクの高い国(スケジュール2)に分類されているのは▽ロシア▽フィリピン▽バングラデシューーなど24カ国。リストは毎日更新される。

新型コロナの感染者数は5806人、2日連続で5千人超

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は2日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は5,806人だったと発表した。累計感染者数は264万4,027人となった。
1日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,541万1,143人で、接種率は77.8%。18歳以上の成人接種者数は2,269万8,593人で、接種率は97.0%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.95で前日から変わらなかった。しかしペルリス(1.09)やペナン(1.03)、ラブアン(1.03)、マラッカ(1.00)、クアラルンプール(KL、1.00)では1.00を上回った。
1日には6,803人が回復し、累計治癒者は254万4,007人。死者数は49人増え、累計で3万474人となった。アクティブ感染者は、前日から1,413人減の6万3,740人。うち81.7%が自宅、9.7%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、7.9%が医療機関、0.8%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに6カ所のクラスターを確認した。セランゴール州の職場で2カ所、KLとペルリスの職場でそれぞれ1カ所、パハンとサバの教育機関でそれぞれ1カ所発生した。これまでに確認されたクラスターは5,953カ所で、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は231カ所から226カ所に減った。

オミクロン高リスク8カ国からの入国を拒否=保健相

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 カイリー・ジャマルディン保健相は1日、新型コロナウイルス「Covid-19」の変異種オミクロン株の感染リスクが非常に高い8カ国からの渡航者の入国を暫定的に拒否する措置をとると発表した。14日以内にこれら8カ国の訪問歴がある者も規制対象となる。

対象となるのは先に保健省がマレーシアからの渡航禁止を発表していた▽南アフリカ▽ボツワナ▽エスワティニ▽レソト▽モザンビーク▽ナミビア▽ジンバブエ――の7カ国に、新たにマラウィを加えた8カ国。マレーシア国民及び永住権保有者、配偶者ビザ、マレーシア・マイ・セカンドホーム(MM2H)ビザ取得者は入国が認められるが、出発72時間前のRT-PCR検査による陰性証明、ワクチン接種の有無を問わず14日間の強制隔離が求められる。

カイリー氏によると、11月30日時点で世界20カ国でオミクロン株感染者が確認されているが、マレーシアでは現時点で確認されていない。

■エンデミックへの移行計画を一時中断■

ヒシャムディン・フセイン上級相(兼国防相)は11月30日、オミクロン株の脅威が高まっていることを受け、現在進められているパンデミック(流行)段階からエンデミック(風土病)段階への移行計画を一時中断すると発表した。

オミクロン株に関する研究を深めることが必要との判断から、エンデミックへの取り組みを「延期」するのではなく「中断」する。11月30日に開催された関係4閣僚会議で決定し、保健省が現在、潜伏期間、症状などオミクロン株に関する詳細な情報収集にあたっている。国内の各州・地域は国家復興計画(NRP)の第4または第5フェーズにあるが、これを当面維持。それぞれの標準的運用手順(SOP)も維持するという。

新型コロナの感染者数は5439人、4日ぶりに5千人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は1日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は5,439人だったと発表した。累計感染者数は263万8,221人となった。
11月30日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,539万8,734人で、接種率は77.8%。18歳以上の成人接種者数は2,268万9,471人で、接種率は96.9%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.95で前日から変わらなかった。
30日には5,168人が回復し、累計治癒者は253万7,204人。死者数は55人増え、累計で3万425人となった。アクティブ感染者は、前日から344人減の6万5,153人。うち81.3%が自宅、10.0%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、7.9%が医療機関、0.8%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに9カ所のクラスターを確認した。セランゴール州で3カ所、KLとジョホールでそれぞれ2カ所、クランタンとペナンでそれぞれ1カ所発生した。これまでに確認されたクラスターは5,947カ所で、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は227カ所から231カ所に増えた。

新型コロナの感染者数は4879人、基本再生産数は0.95

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は11月30日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は4,879人だったと発表した。累計感染者数は263万2,782人となった。
29日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,537万746人で、接種率は77.7%。18歳以上の成人の接種者数は2,266万5,493人で、接種率は96.8%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.95で、前日から0.01下がった。
29日には4,984人が回復し、累計治癒者は253万2,036人。死者数は61人増え、累計で3万370人となった。アクティブ感染者は、前日から958人減の6万5,497人。うち81.2%が自宅、10.0%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、8.0%が医療機関、0.8%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに7カ所のクラスターを確認した。クランタンの職場2カ所と教育機関、パハン州の職場とコミュニティ、セランゴールの教育機関、ペラの教育機関でそれぞれ1カ所発生した。これまでに確認されたクラスターは5,938カ所で、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は227カ所に減った。