新型コロナの感染者数は1万4516人、累計で100万人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は26日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は1万4,516人となったと発表した。過去最多の1万7,045人となった前日からは減少した。アクティブ感染者数は16万5,840人で、累計感染者数は102万7,954人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く6,508人だった。それに▽ジョホール州(1,449人)▽クアラルンプール(KL、1,425人)▽ケダ州(1,160人)▽サバ州(720人)▽ペラ州(590人)▽ネグリ・センビラン州(452人)▽ペナン州(402人)▽パハン州(386人)▽マラッカ州(373人)▽サラワク州(356人)▽クランタン州(346人)▽トレンガヌ州(245人)▽プトラジャヤ(94人)▽ラブアン(8人)▽ペルリス州(2人)ーーが続いた。9,372人が新たに回復し、累計治癒者は85万3,913人となった。死者数は過去最多となる207人で、累計で8,201人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は25日、34カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。
職場で18カ所、コミュニティで15カ所、残りは医療センターなど感染すると重症化しやすいコミュニティでクラスターが発生した。
州別では、サバ州とジョホール州でそれぞれ6カ所、セランゴール州とクランタン州でそれぞれ5カ所、ペラ州、パハン州、ケダ州でそれぞれ3カ所、トレンガヌ州、ネグリ・センビラン州、KLでそれぞれ1カ所発生した。

新型コロナの感染者数は1万5573人、初めて1万5千人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は23日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は1万5,573人となったと発表した。最多を更新し、初めて1万5千人を超えた。アクティブ感染者数は14万7,386人で、累計感染者数は98万491人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く7,672人だった。それに▽クアラルンプール(KL、2,063人)▽ケダ州(937人)▽ジョホール州(722人)▽ネグリ・センビラン州(682人)▽ペナン州(530人)▽サバ州(516人)▽サラワク州(461人)▽パハン州(457人)▽マラッカ州(452人)▽ペラ州(415人)▽クランタン州(372人)▽トレンガヌ州(229人)▽プトラジャヤ(41人)▽ラブアン(21人)▽ペルリス州(3人)ーーが続いた。これまでで最多となる1万94人が新たに回復し、累計治癒者は82万5,387人となった。死者数は144人で、累計で7,718人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は22日、32カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。
職場で21カ所、コミュニティで7カ所、高齢者施設と高等教育機関でそれぞれ2カ所のクラスターが発生した。
州別では、KLとジョホール州で6カ所、セランゴール州で5カ所、ペナン州で3カ所、サラワク州とサバ州、ケダ州、パハン州、マラッカ州でそれぞれ2カ所、トレンガヌ州、クランタン州でそれぞれ1カ所発生した。

保健省、コロナ患者の重症化を防ぐ新薬を導入

【シャアラム】 アダム・ババ保健相は、新型コロナウイルス(Covid-19)の重症化を防ぐため、新薬であるバリシチニブを使用していることを明らかにした。
バリシチニブは経口ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬であり、元々関節リウマチ治療のために用いられていたが、コロナによる肺炎への治療薬としても抗ウイルス薬レムデシビルと併用して投与される。バリシチニブとレムデシビルの併用については、昨年11月に米食品医薬品局(FDA)から緊急使用許可が下りている。日本でも今年4月に厚生労働省より承認された。
アダム保健相によると、マレーシアでは現在、肺炎発症を防ぐことを目的に、コロナ患者に対し2-4ミリグラムの割合でバリシチニブが投与されているという。
同相は、10代へのワクチン接種については、政府はファイザーからのさらなる臨床データを待つことになるとし現在はまず成人へのワクチン接種を完了させる方針を明らかにした。米疾病対策センターが6月、ファイザー製ワクチン接種後に心筋炎を発症する若い世代が多いという発表を行なったことによる。また、子どもたちを感染から守るために、バス運転手、学校の警備員、給食業者など、学校関係者へのワクチン提供も検討しているという。

(ベルナマ通信、7月21日)

 

新型コロナの新規感染者数は1万3034人、過去2番目の多さ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は22日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が過去2番目に多い、1万3,034人となったと発表した。アクティブ感染者数は14万2,051人で、累計感染者数は96万4,918人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く6,049人だった。それに▽クアラルンプール(KL、1,611人)▽ジョホール州(791人)▽ネグリ・センビラン州(711人)▽ケダ州(701人)▽サラワク州(644人)▽サバ州(497人)▽トレンガヌ州(391人)▽ペナン州(371人)▽マラッカ州(353人)▽ペラ州(284人)▽パハン州(261人)▽クランタン州(240人)▽プトラジャヤ(100人)▽ラブアン(24人)▽ペルリス州(6人)ーーが続いた。新たに8,436人が回復し、累計治癒者は81万5,293人となった。死者数は134人で、累計で7,574人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は21日、30カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。

職場で17カ所、コミュニティで8カ所、感染すると重症化するリスクが高いコミュニティと宗教に関する集会でそれぞれ2カ所、教育機関で1カ所のクラスターが発生した。

州別では、ジョホール州で6カ所、セランゴール州で5カ所、ペナン州とクランタン州でそれぞれ4カ所、KLで3カ所、ケダ州とサバ州でそれぞれ2カ所、ペラ州、パハン州、トレンガヌ州、サラワク州でそれぞれ1カ所発生した。

第1、2フェーズのSOPを緩和、港湾の24時間営業可に

【クアラルンプール】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ副首相(兼国防相)は19日、国家復興計画(NRP)第1及び第2フェーズにおける標準的運用手順(SOP)を一部緩和すると発表した。新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種が順調に進んでいることを受けた措置。
第1フェーズでは新たに、▽公共機関の出勤比率を20%から40%に引き上げ▽会計事務所、鉱山・採石も60%を上限に許可▽港湾・物流の24時間稼動▽一般の市場の営業時間を午後4時まで延長▽生鮮朝市については午後2時まで延長▽サイクリング・個人スポーツについて近隣エリアで2—3メートルの社会的距離をとることを条件に許可——が盛り込まれた。
第2フェーズについては、新たに▽SOP遵守を条件にした屋外撮影活動の許可▽給油所のなどの専門店の営業時間を午後10時まで延長——が盛り込まれた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、エッジ、7月19日)

新型コロナの新規感染者数は1万1985人、セランゴールが最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は21日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が1万1,985人となったと発表した。アクティブ感染者数は13万7,587人で、累計感染者数は95万1,884人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く5,550人だった。それに▽クアラルンプール(KL、1,174人)▽ケダ州(800人)▽ネグリ・センビラン州(745人)▽ジョホール州(644人)▽パハン州(603人)▽サバ州(474人)▽マラッカ州(453人)▽クランタン州(386人)▽ペナン州(362人)▽ペラ州(274人)▽サラワク州(261人)▽トレンガヌ州(171人)▽プトラジャヤ(51人)▽ラブアン(35人)▽ペルリス州(2人)ーーが続いた。新たに7,902人が回復し、累計治癒者は80万6,857人となった。死者数は過去最多の199人で、累計で7,440人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は20日、18カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。
職場で13カ所、コミュニティで2カ所、ホームレス支援センター、医療センター留置所でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。
州別では、セランゴール州とジョホール州でそれぞれ4カ所、ペラ州、KLでそれぞれ2カ所、マラッカ州、クランタン州、ネグリ・センラビラン州、トレンガヌ州、パハン州、サバ州でそれぞれ1カ所発生した。

新型コロナの新規感染者数は1万972人、セランゴールが最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は19日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が1万972人となったと発表した。アクティブ感染者数は12万8,997人で、累計感染者数は92万7,533人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く4,404人だった。それに▽ネグリ・センビラン州(1,340人)▽クアラルンプール(KL、609人)▽ジョホール州(876人)▽ケダ州(705人)▽サバ州(651人)▽パハン州(475人)▽マラッカ州(474人)▽ペナン州(426人)▽ペラ州(324人)▽サラワク州(301人)▽クランタン州(170人)▽トレンガヌ州(144人)▽プトラジャヤ(48人)▽ラブアン(24人)▽ペルリス州(1人)ーーが続いた。新たに6,439人が回復し、累計治癒者は79万1,388人となった。死者数は129人増えて、累計で7,148人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は18日、17カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。
職場で10カ所、コミュニティで5カ所、透析センターと留置所でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。
州別では、サバ州とジョホール州でそれぞれ4カ所、セランゴール州で3カ所、ケダ州で2カ所、KL、マラッカ州、パハン州、クランタン州でそれぞれ1カ所発生した。

予約なしの接種、17日より首都圏在住の60歳以上に解禁

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 カイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種の日がまだ決まっていないクアラルンプール(KL)及びセランゴール州在住の60歳以上について、17日より予約なしでの接種を受け付けると発表した。

接種を受けられる場所はワクチン接種センター(PPV)。予約なしに直接PPVに行って接種できるのはあくまで接種日が決まっている人であり、接種日がすでに決まっている人については接種日に行くよう求めている。また居住者であることを証明する書類・証明書類がない場合でも、8月1日以降であれば予約なしで接種が受けられる。

ワクチン調整担当大臣を兼任するカイリー氏は、首都圏でワクチン接種のスピードアップを図っているとし、KL及びセランゴール州在住の18歳以上については8月1日までに少なくとも1回の接種を行なうことになると言明した。

カイリー氏によると、KL及びセランゴール州の人口は610万人と見積もられているが7月15日時点で350万人がすでに1回目の接種を受けており、25日までにさらに130万人が接種を受ける見通し。残りの130万人については7月26日から8月1日までに1回目の接種を受けることになる見込みだという。

新型コロナの新規感染者数は1万2541人、セランゴールが最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は16日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が1万2,541人となったと発表した。アクティブ感染者数は11万4,053人で、累計感染者数は89万3,323人となった。
州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く5,512人だった。それに▽ネグリ・センビラン州(1,619人)▽クアラルンプール(KL、1,542人)▽ジョホール州(609人)▽マラッカ州(575人)▽ケダ州(458人)▽サラワク州(423人)▽パハン州(382人)▽ペナン州(376人)▽サバ州(326人)▽ペラ州(299人)▽クランタン州(225人)▽トレンガヌ州(102人)▽プトラジャヤ(62人)▽ラブアン(24人)▽ペルリス州(7人)ーーが続いた。新たに6,742人が回復し、累計治癒者は77万2,542人となった。死者数は115人増えて、累計で6,728人となった。
保健省のノール・ヒシャム事務次官は15日、26カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。
職場で14カ所、コミュニティで6カ所、拘留所で3カ所、教育機関で2カ所、医療センターで1カ所のクラスターが発生した。
州別では、セランゴール州とジョホール州でそれぞれ7カ所、KLで5カ所、クランタン州、マラッカ州でそれぞれ2カ所、ネグリ・センビラン州、サバ州、サラワク州でそれぞれ1カ所発生した。

セランゴール州の強化制限令も16日で解除、KLなどに続き

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ副首相(兼国防相)は16日、セランゴール州の34の準地区で7月3日より敷かれていた強化行動制限令(EMCO)を同日いっぱいで解除すると発表した。

保健省が行なった新型コロナウイルス「Covid-19」感染状況評価に基づき、国家安全委員会(NSC)特別会議で決定した。これまで禁止されていた半径10キロメートルを超える必需品購入のための外出も認められる。単独でのエクササイズやジョギングも認められる。ただ同州の新規感染者数は前日よりは減ったものの16日も5,512人にのぼっており、依然高い水準にある。

サブリ副首相は前日、クアラルンプール(KL)の9カ所の居住地区に対し16日いっぱいでEMCO指定を解除すると発表しており、セランゴール州の扱いに注目が集まっていた。KLのほかサバ州とパハン州の一部の地区も16日いっぱいでEMCO指定解除されることも発表された。

一方でサバ、ペラ、マラッカ州の一部については、EMCO指定が30日まで延長される。

またサブリ副首相は、パソコン販売及び修理、通信機器販売店、文房具、書店は16日から営業を再開できると発表した。6月1日に発令された完全ロックダウン(FMCO)では、パソコンや情報通信機器の販売・修理については必需品とみなされず営業が禁止されていたが、オンライン学習などのニーズが高まっていることから消費者から営業再開を求める声が上がっていた。